生産性を上げて5時に帰る。

民間→小学校教員 毎日5時に職員室をさる。その実現のための『生産性の高い教師の働き方』を中心に呟きます。最小の労力で最大の成果を生み出す。目指すは ビジネスと教育の融合。

#72 生産性思考向上ケーススタディ

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今回は、生産性思考を高めるためのケーススタディ方式です。

 

あなたがなりきるのは…

任用2年目 手崎 喜代子(24)

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小さい頃から手先が器用で、図工の成績はいつもAでした。

仕事が出来ると同僚からの評価も高い。

しかし、帰るのはいつも遅く、休日出勤もめずらしくありません。

 

そんな彼女になりきって下さい。

では、スタート。

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時は1月。

ついに冬休みも終わり、正月明けの初出勤です。

職員室に入ると、学校でイチバン仕事が出来ると評判の、ある先生が。

 

「あっ、若手A先生明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします」

 

「あぁ、手崎さん。おめでとうございます。いよいよ3学期が始まりますね。冬休みは楽しめましたか?」

 

「はい、今年はエルサルバドルに行って来たんです。もう本当にあったかくて!」

 

「えっ!?エルサルバドルへ!?いやぁ〜実は私の故郷は・・・」

 

(中略)

 

8時半になり、朝礼が始まりました。

そこで教務主任のT先生からこんな連絡が。

「えぇー、実は書初め展の掲示物がかなり古くなってきているので、作り直した方がいいのではないかと考えています。そこでどなたかこの仕事をお願いできないでしょうか」

 

 

 

 

さて、あなたが手崎さんならどうしますか?

自分なりの考えを持って下さい。

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さあ、喜代子はどんな行動に移したのでしょうか?

 

 

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喜代子のクリエイター魂がうずきました。

「はいっ!私、やります!」

 

「おぉ、手崎さん、ありがとうございます」

と、坊主頭をペコペコさせるT先生。

 

 さっそく喜代子は、色画用紙を持って来てデザインを考えます。

「えぇーっと、ここはこうして、うーん、ヨシ!」

 

ー2時間後ー

 

「よし完成!」

すると同期で仲良しのcareer woman

「わぁ!さすが喜代子!メチャメチャ上手!」

と褒められて上機嫌になる喜代子。

 

真面目で定評のある、向かいの席のせいめい先生も顔を覗かせて

「おぉ、もうできたの?へぇ!すごいねぇ!」

 

「いえ、これくらい大したことないですよ」

と謙遜する喜代子。

 

そんな会話を横目に、今日もプロテインを一気飲みするRAIZAP先生

 

満足気な様子で、出来上がった「書初め展」の掲示物を見つめてハッピーな気持ちになった喜代子でした。

 

 

 

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喜代子は考えた。

 

(私は、色んなモノを手作業で作るのことが得意だし、好き。

でも、例え良い掲示物を作ったとしても、それが掲示されるのは書き初め展が開かれている2日間だけ。

それに、その掲示物のクオリティが高かったとしても、それは子どもの成長には全く繋がらない。)

 

喜代子は手を挙げて意見した。

「T先生!せいめい先生がPowerPointで作るそうです!」

 

「えっ!?えっ!?俺何も…」とテンパるせいめい先生

 

「おぉ、せいめい先生、ありがとうございます!PowerPointならセンスの良い掲示物がすぐ作れますからね!助かります!」

と、満面の笑みのT先生。  

 

同期で仲良しのcareer woman「やったね」のアイコンタクトを送ってきた。

 

訳がわからないまま、PowerPointを立ち上げる、良い人せいめい

 

そんな会話を横目に、今日もプロテインを一気飲みするRAIZAP先生。

 

 

 

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喜代子は腕組みして考えた。

(う〜ん、そもそも、書き初め展って、必要なのかな?

準備に相当時間がかかる割に、2日間しか開催されない。ベターな行事ではあるけれど、マストとは言い難い…よし)

 

喜代子は立ち上がった。

「T先生、1つよろしいでしょうか。

そもそも、書き初め展は絶対に必要な行事なのでしょうか。

毎年やるから、今年もやるという当たり前を疑ってみるのも1つではないでしょうか。」

 

「手崎先生、良い提案をありがとうございます。確かにそうですね。学期初めの忙しい時期です。もし、この行事を廃止したら、授業準備等に時間が回せますね」

と、T先生は思いもよらない意見に驚きつつも、その合理的な意見に共感を示した。

そして坊主頭をさすった。

 

「え、え、え、でも書き初めっていうのは、日本古来の…」と、書き初めの歴史を語り始めるせいめい先生。

 

「確かに、せいめい先生のおっしゃる事も大切。また、手崎先生の言うことも大切。

どう折り合いをつけていくかがポイントですね。最適解思考で考えていきましょう」と、career woman

 

そんな会話を横目に、今日もプロテインを一気飲みするRAIZAP先生

 

 

 

講評

いかがでしたでしょうか。

みなさんはどのケースと近い考えだったでしょうか。

 

ケース1

喜代子は全部やろう思考へと陥ってしまっています。また、自分の得意分野の生かし方を、少し間違っているようにも感じます。

時に自己満足的な仕事をすることは悪くないと思います。

しかし、いつもこの思考で仕事をしていてはいずれ行き詰まります。

「全部やろうはバカ野郎」

エッセンシャル思考を持つべきですね。

 

 

ケース2

それが子どものためになるかどうかという視点を持つことにより、仕事の優先順位をつけることができています。

 

またパソコンを使うことにより時間短縮を図ることができています。

そして、せいめいさんに仕事を振ることもできています。

 

ケース3

そもそも、この行事は必要なのかと言う、ゼロベース思考を、持つことができています。

学校は、どうしても前年踏襲しなければいけないと言う固定観念にとらわれがちです。

そこで、このように前提から疑うという視点も大切ではないでしょうか。

 

 

では、最後に若手A先生よりご挨拶をいただきます。

 

若手A先生、どうもありがとうございました。