生産性を上げて5時に帰る。

民間→小学校教員 毎日5時に職員室をさる。その実現のための『生産性の高い教師の働き方』を中心に呟きます。最小の労力で最大の成果を生み出す。目指すは ビジネスと教育の融合。

#55 最適解

結論を初めに書きます。

 

 勤務時間を減らしつつ、成果を上げるためには・・・

 

できもしない完全解を求めることをやめ、できる最適解を求めるようにすべきです。

 

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ゴールデンウィークも終わり、そろそろ仕事も落ち着いてきた頃でしょうか。

Twitterを見ていると「今日も○○時まで残業、もう死にそう・・・」

といったツイートをよく見かけました。

 

ここで持つべき視点は、最適解完全解という考え。

学校現場は、余りに後者の完全解を求めないといけないという誤った美徳に囚われすぎです。

それにより、勤務時間がいたずらに引き伸ばされ、教育現場全体が疲弊しているように感じています。

 

完全解とは?

全ての項目において、最高の解です。

自動車メーカーで例えます。

「リーズナブルで、燃費が良くて、走りが良くて、大人数が乗れて、安全性能が高くて、悪路走破性に優れ、内外装のデザインが最高の車を作ろう!」

 

これを聞くと「そんなん無理に決まっているやん、アホやなぁ」と思うと感じるのが普通の感覚だと思います。

でも、学校って当たり前のように、こういった理想を掲げてしまうところがあります。

 

最適解とは?

持論ですが、現有するリソース(時間・モノ・人)を使って、最大限の成果を出すことが期待される解。

自動車メーカーでいうと、スバルが分かりやすいです。

スバルは、自社での軽自動車、スライドドア車、7人乗りの車の生産を止めました。リソース(製造ライン)が限られるスバルでは、最適解を選択する意外に道がないのです。

そして、走りや安全性能にリソースを割り振った車作りをした結果、右肩上がりの成長を続けています。

 

学校での例

▷丸つけの最適解

算数の習熟の時間に、大量の練習プリントをさせることって有りますよね。

チャイムが鳴る目一杯までプリントをやらせて、鳴ったら回収して放課後に大量に丸付けをするといったことを昔はしていました。

それは、全員にたくさん問題を解かせて、教師たる自分が全て丸付けをする方法が完全解と思いこんでいたからです。

しかし、現在の僕なりの最適解は、給食台に回答を置いておいて各自で丸付けをさせて、直しまで終わったら提出させて、後で念のためサァーっと見て大きく赤丸をグルッとつけて返すという方法です。また、5分前には途中でも全員そこまでの問題でストップして、丸付け、直しをさせます。残った問題はやらなくてもオッケー。

気になるのは「でも、子どもに丸つけさせたら間違っているかもしれないし・・・」というリスクです。もちろん間違っていることもあるでしょう。

しかし、それ以上のリターン、すなわち子どもの休み時間の確保と教師の負担軽減があるのなら、目をつぶる局面だと思います。

夜遅くまでフラフラになりながら丸付けをして、翌日、疲労困憊というステータス異常のまま教壇に立つ方が、よっぽどリスキーです。

 

ソフトボール投げのライン引き

先日のツイートをきっかけとして、さまざまな方法を知りました。

 

❶メジャーで1mずつ根性で引いていく方法

❷自作の道具を使って1mずつの線を引く方法

❸僕が取ったグランドライナーを使う方法

❹そもそも学校に常設されている(某附属校)

 

最適解を選ぶためには、当然ながら選択肢を作ることが必要です。

その上で、現有するリソース(時間・モノ・カネ・人)を勘案して最適解を選択する。

よって、この場合は学校によって最適解は変わってきます。僕の場合は❸でした。

これは一例ですが、もっともダメなのは、選択肢を探しもせず、また目の前の非効率な仕事を疑いもせずに、盲目的に取り組むことです。

それを僕はゾンビ型思考と呼んでいます。

ゲーム「バイオハザード」のゾンビを御想像下さい。

こっちが弾切れで瀕死状態であろうが、体力MAXでロケットランチャーを構えていようが、果敢なのかアホなのか、ゾンビ達は歩みを止めずにプレイヤーへと近づいてきます。

それは「逃げる」とか「隠れる」とか「許しを乞う」といった選択肢を持たないからです。

 

それと同じで、ゾンビ型思考で仕事に臨んだ結果、仕事に塗れて残業地獄に陥っているという状況は、ままあると思います。

まずは、「もっと良い方法はないのか?」という問題意識を持ち、複数の選択肢を持つことが、最適解を選ぶための第一歩です。 

仕事に完全解は存在しない

今日の教育界では、出来る最適解を選ぶことがタブー視される傾向にあります。

さらに困ったことに、出来もしない完全解を選んで、満身創痍になりながら頑張ることが美徳とされています。

ここに根本的な問題が潜んでいます。

それは完全解など幻想で有り、そもそも存在しないということです。

 

完全解があるとすればこうです。

職員全員が勤務時間ピッタリに始業、退勤。

全員がテストで100点を取って、生徒指導案件がゼロで、笑顔溢れる学校。

そりゃ無理です。でも、それを追い求めようとするのが学校という世界です。

 

僕は5時までという時間、学校にあるモノ、そして同僚や子どもといったリソースから最適解を導き出して、まあまあそれなりにやってるつもりです。

 

4月の勤務記録です。

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それには、リスクテイクをする勇気と、適切な妥協も必要ですね。

 

今回の記事は、尊敬するビジネスマンである、インバスケット研究所の鳥原隆志社長の『最適解の技術』を大いに参考にさせて頂きました。

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今度、インバスケット授業についての集まりがあります。ご興味のある方、参加しませんかー?