生産性を上げて5時に帰る。

民間→小学校教員 毎日5時に職員室をさる。その実現のための『生産性の高い教師の働き方』を中心に呟きます。最小の労力で最大の成果を生み出す。目指すは ビジネスと教育の融合。

#31 曇りなき眼で見定める

業務のカイゼン

 

これは常日頃から考えるべきA領域の仕事です。

 

業務の効率化を進めて、時間を生み、そしてそれを子ども達へと還元する。

 

限られた時間と労力を投下するポイントを絞って、アウトプットを最大化する。

 

我々は作業の奴隷ではなく、授業という知的生産を担うクリエイターであるべき。

 

それには時間的、心的な余裕が必要ですし、カラダが疲れていては良質なアウトプットはなかなか出せません。

 

しかし、なかなか無駄な業務が効率化されないのも事実。

 

やはり「タイヘンだから」という漠然とした感情論で議論してもなかなかカイゼンはされない。

 

では、「何がタイヘンなのか?」を細かく砕いて、大変さの本質を見抜けば、カイゼンへの具体的なアプローチが見えてくることがあります。

 

曇りなき眼で見定め カイゼンしていきましょう。

f:id:saruteacher:20180223035241p:image

 

 私は体育主任をしています。

どういった視点で仕事にアプローチして、業務をカイゼンしていったかを、マラソン大会を例に、具体的に書いていきたいと思います。 

1.仕事の価値付け

 

まず、前回のブログの通り、仕事の価値付けをします。マトリクス上の座標のどこにあるのかを考える。

f:id:saruteacher:20180223014842j:image

 

主に今回ターゲットとされる仕事はB領域。

すなわち、「やらなければならないし、重要度も高いが、子どもたちへのアウトプットは少ない仕事」

 

マトリクス上の位置を確認したら、その仕事をいかに効率化することが出来るかに焦点を当てていく。

 

 2.カイゼンロジックツリーを組む

ここでイシュー『マラソン大会の業務改善』から階層を経ながら、最終的に『何がタイヘン』なのかを掘り下げて可視化します。

 

f:id:saruteacher:20180223021448j:image

そして、ムダな仕事にメスを入れていく。

 

メスというよりかは、むしろ斧を。

 

細かい枝葉よりも、出来るだけ幹に近いところを斧で切り倒す。ヘイヘイホー。

 

 

結論

①次年度から試走を廃止

理由は、投下する労力の割に成果が小さかったから。また、Googleマップを活用(スクリーンショットPowerPointに貼り付ける)すれば『コースを知る』という試走の目的は達成出来るという理由も大きかったです。

 

②手書き記録証から印刷へ

昨年度まではスーパーストップウオッチから印刷される記録紙に印字されたタイムを、手書きで写し変え、それをさらに手書きで記録証に名前とタイムを書き込むというアナログ方式でした。

 

ちなみにスーパーストップウオッチとは、昭和臭が漂う、こういうモノ。

f:id:saruteacher:20180223022119j:image

上からレシートみたいなのが出てきます。

 

「ん〜〜〜…」

f:id:saruteacher:20180223022545j:image

手書きはイヤだ…

 

全てExcelに打ち込んで、それを一気に印刷出来れば早い!

けれど全校児童分の名前とタイムが記入されたものを印刷するのって、結構大変。

そこで頑張って勉強しました。

Excelのマクロ。

簡単に言うと、指定した作業を自動的にやってくれるシステムです。

勉強にかなり時間を投下しましたが、結果的にチームとしての生産性は飛躍的に高まりました。今まで各担任がやっていた手書きの仕事が全てゼロになったわけですから。

 

また、ここで自分が得たスキルは様々なことに転用でき、圧倒的に横展開させていくことが出来ます。今後、勤務市町村における駅伝大会や陸上交歓記録会においても同じ方法を使い、効率化を図っていきます。

 

③秘密兵器の投入

これはつい最近知って、ツイートしたら大反響。

 

ストップウォッチ→iPhone→PCへとExcel出力かダイレクトに出来るというスグレモノ。

入力の手間すらなくなります。

一台8000円とソコソコしますが、それによる教員の労力軽減を考えると、一瞬でペイできるものです。

 

来年度からはコイツが火力を発揮してくれることでしょう。

 

まとめ

「タイヘンだから」ではなかなか変わらない。

「なぜ?これをなくすべきなのか」をロジカルに突き詰めていけば、周りを納得させることが出来ます。

 

▶︎タイヘンを可視化しカイゼン

▶︎テクノロジーに頼れ

▶︎ロジックツリーの根元近くをぶった斬れ

 

 f:id:saruteacher:20180223024222p:image