生産性を上げて5時に帰る。

民間→小学校教員 毎日5時に職員室をさる。その実現のための『生産性の高い教師の働き方』を中心に呟きます。最小の労力で最大の成果を生み出す。目指すは ビジネスと教育の融合。

#50 仕事サーキット

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4月の勤務が終わりました。

言葉は悪いですが、クッソ忙しい一ヶ月だったと思います。

皆さま、本当にお疲れ様でした。

このブログは『生産性を上げて5時に帰る』

という、少々世間をナメたタイトルなのですが…正直、今月は全然5時に帰れていません

 

でも、強がりでも何でもなくて、別に帰ろうと思えば帰れました。

1年というスパンで見た時、ここで投資した時間・労力が、後々大きなリターンとなることを確信しての残業をしていました。

 

先に前提を。

『学力向上をトリガーとして全ては好転する』

これは、一番最初のブログ記事で書いたことです。

 

なぜ学力向上?

そもそも教員の最大の責務が、学力向上であることは疑いようのない事実です。

さらに、それに付加される価値にも目を向けるべきです。

指導労力の低減、クラスの安定、保護者の信頼。

イレギュラー抑制という観点から、学力向上は非常に有益なのです。イレギュラーを発生させると、仕事は雪だるま式に膨れ上がります。

 

しかし、学力を向上させようと躍起になって、毎日何時間も残業するマッチョな働き方は、ナンセンスです。

時間は希少資源。戦略的に投資し、成果を得るべきです。

 

1年というスパンで考えた上で、この1ヶ月でどんなを残業をしたのかを振り返ります。

それは、サーキットの改修です。

 

こんなことやりました

❶漢字集中速習の計画・準備

これは最新の陰山メソッドです。

陰山先生にはちょっと無理をお願いして、直接アドバイスを頂いています。

投下時間を減らしつつ、成果を上げる。

これぞ、まさしく教育の生産性向上。

旧来の、惰性で1年間ダラダラと漢字を覚えさせる方法を完全に捨てて、初めの1ヶ月半ぐらいで1年分全ての漢字を教え、あとの10ヶ月ちょいを全て復習のサイクルにあてるという考えです。

この準備のために、膨大な小テスト作成をしました。

これに関しては、成果が出てから書きます。

それ以外にも学力向上のためのさまざまな仕込みをしました。

算数の計算力アップや、音楽で楽譜を読めるようにするための仕掛け等。

この辺のライトなネタは、後日Twitterで発信します。

 

❷学級通信

U-teacherさん、ごめんなさい。

手書きではなく、オールパソコンです。

実はここ2年出していなかったのですが、今回は発行する必要性を強く感じたのでジャンジャン出してます。既に9枚。

目的は以下の二つです。

 

1.保護者の方に戦略を理解して頂く。

漢字集中速習というメソッドは、性質上、初めは小テストの点数がボロボロになります。もちろん、そのことは想定済みなのですが、保護者の方からすれば、かなり焦るはずです。

そこで、『小テストの結果に一喜一憂しないで下さい。3月の時点で漢字を覚えているかいないかで判断して下さい』と啓発しました。

これが、保護者の方の理解と安心をもたらしたようです。

 

新しい靴(旧来と違った方法)を履くと踵が痛くなります。

それは保護者の方も同じです。

学級通信で、その痛みを少しでも和らげることが出来ればと考えています。

 

2.子どもたちの様子を伝える

写真を載せて日々の子どもたちの様子を伝えます。

その際に、どんな戦略の上で活動させているかという観点も書きます。

これは学校の風潮にもよりますが、くだけた文章を書くべきです。

今日発行した通信では、英語の授業の様子と出川の偉大さについて書きました。

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期待感を持たせることが、読んでもらうための秘訣な気がします。

 

❸仕事のストック

これは前から言っている乾き物仕事というものです。

校務分掌の提案文書の大枠作成、1学期分の学習プリントの印刷等。

シーズン中にこの作業が頻発すると、スピードを殺されます。

アクセル全開でシーズンを突っ走るためには、十分なストックが必要です。

本当は春休みに全部やっておくべきだったのですが、watchaセミナーの後、家族旅行のために全部休んだので出来ていませんでした。反省。

 

仕事サーキット

仕事をサーキットに例えましょう。

1ヶ月で1周、1年で12周してチェッカーフラッグが振られると考えます。

 

いかに速いラップタイムで仕事サーキットを周回し、トータルタイムを縮められるかが勝負です。

 

クラッシュ(イレギュラー発生)したり、コースアウト(無駄な仕事)をすると、タイムは確実に落ちます。安定したハンドル裁きで、一年を乗り切ることがベストです。

 

しかし、我々はこんなことも出来ます。

 

それは、サーキットを改修すること。

 

難しいヘアピンカーブを毎回、凄まじいドライビングテクでクリアするのではなく、その難所をイージーなコースへと改修することで、より速いラップタイムを叩き出せるようにすることが可能です。

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ムダなコースをムダなまま最速で走り抜けようとするのではなく、より速いタイムで走り抜けることができるよう、コースを改修するのです。

それは校務分掌の業務のカイゼンであったり、子どもの学力を上げるための仕掛け作りであったりします。

サーキット改修への時間をケチって、毎回ものすごい労力を使ってヘアピンカーブを走り抜けるより、結果的にトータルタイムが速くなるはずです。

 

 

このツイートの件。

重い仕事をこなすのではなく、カイゼンしていくのが、本当に質の高い仕事なのだと最近思います。

 

さあ、今年度も残すところ、あと11ヶ月です。

バナナが落ちてたり、カメの甲羅が飛んで来たりすることがあるかもしれません。

それでも僕たちは前へと進まなければなりません。

finishを目指して、アクセルを踏み込んで行きましょう。

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#49 ボトルネック

 

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ボトルネックという言葉、聞いたことありますか?

これは瓶の細くなっているところを語源として、さまざまな場で使われるようになっています。

例えば、高速道路。

ずっと2車線なのに、いきなり1車線になる箇所。GWなどでは、そこが原因で大渋滞になったりします。

あ、あとあれですね、一車線の高速道路で、おばあちゃんが天上天下唯我独尊よろしく、60km/hとかで走ってしまって後ろがダダ詰まりなんてシチュエーションもそれに当たります。後ろのドライバーのみなさんのフラストレーションで元気玉ならぬ、イライラ玉を作れば、地球を消滅させる位のそれが出来上がることでしょう。

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または、生産現場

ライン上の、ある箇所の処理速度が遅いため(例:ドンくさいバイトがいる)、その前後両方の流れが悪くなり、結果的に生産量そのものが減ってしまうという状態。これもボトルネックと呼ばれる代表格です。

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では、学校ではどうでしょう?

学校は、いわば学びの生産工場です。

そのラインを止めるボトルネックとなっているのは、ひょっとしたら教師なのかもしれません。

 

ボトルネック教師タイプA

処理速度不足

テスト、丸つけ、返し、直しというサイクルの高速化を図ることで、さまざまな恩恵に授かれます。

ちなみに、毎日の小テストでは終わった子から並んで鬼神の如く丸つけをして、褒めたり、励ましたりしています。

 

❶評価

イムリーに口頭で伝えることが出来ます。また、その評価が他の子どもにも聞こえます。

学力

今やった問題をすぐ振り返ることにより、学びの質が高まります。

❸休み時間

休み時間に依存する指導から解放されます。休み時間がオモンナイと、学校がオモンナクなります。これは一番アカンやつです。

❹教師の余裕

授業中に全てが完結することにより、放課後に余裕が出ます。その余裕は、さらに子どもたちへと還元されます。

 

以上のことから、処理速度を上げることはマストなのです。

ボトルネック教師タイプB

私が教えなきゃという美徳

教師はプレイヤーではなく、マネージャーであるべきです。1人の子どもにベッタリとついて指導することにより、クラス全体の学びの流れが滞り、学びの総量を下げることは望ましくありません。

教えることは手段であり、子どもの学力を上げることが目的です。

学びがスムーズに循環するマネジメントの在り方を考えるならば、『学び合い』や『けテぶれ』のような、ランナー層の子どもたちに頼る仕組み作りの必要性が出てきます。

担任が分身の術を習得している場合を除いて。

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ボトルネック教師タイプC

全部やるぜバカやろう教師

評価の観点には、軽重をつけるべきです。

国語の授業を例にして。

 

どこに力点を置くべきか?

 

書写なら『字の綺麗さ』

作文なら『文章』

漢字なら『正確さ』

全てに完璧を求めると回りません。その上、苦手な子を苦しめます。正論はクソほどの役にも立ちません。

未だに『とめ・はね・はらい』に固執して子どもを苦しませているという話をちょくちょく耳にします。

そんな人はヒステリックをこじらせて、寂れた書道教室でも始めればいいんです。

 

ボトルネックを潰せ

子どもと教師がwin-winとなる仕組みを構築していく。これが教育の生産性改革。そのためのキーとなるのがボトルネックを潰すことにあると感じます。放課後にてんこ盛りの丸つけに溺れている人は、おそらくボトルネックがいくつもあるはずです。

教師は学びの生産工場の工場長であり、バイトではありません。だから、1時間の学びのマネジメントをしていくことに注力していくべきです。

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これ、ビジネス書の原典とも言える超有名な一冊です。

マネジメントって何やねん?という方。読んでみても損はないかもしれません。

 

 

 

#48 リスクテイク〜もっとこう…あるだろ?〜

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生産性を上げるためのカイゼンには、シンプルに2つのステップがあります。

 

❶ギモンを持つ

 

まずはこのように問いを持つことが大切です。

 

カイゼンへのアクション

実際に行動へと移して行く。

しかし、何かを変えて行く時に、どうしても頭をよぎるのが

「失敗したらどうしよう?」

「保護者や同僚からクレームが来るかも…」

といったリスクです。

 

しかし、リスクなき改革はあり得ません。

大なり小なりのリスクを冒して、成果は生まれます。

 

ここ一年で自分自身が冒したリスクはざっと思い出しても…

 

▶︎丸つけから点つけへの転換

「もっと速くて、見易い丸つけ、あるだろ?」

 

▶︎花丸の廃止

「もっと速くて、正確な評価の仕方、あるだろ?」

 

▶︎社会科におけるインバスケット授業(凍結中)
「もっと面白い社会科の授業の在り方、あるだろ?」

 

▶︎マインドマップ板書

「もっと面白い板書の在り方、あるだろ?」

 

▶︎テスト最強メソッド

「1時間で全部終わらせる方法、あるだろ?」

 

▶︎漢字『集中速習』

「毎日チョビチョビやるより良い方法、あるだろ?」

1日に大量の新出漢字を毎日取り組む陰山メソッド。これも時期が来たら公開します。

 

などなど…

リスクを冒してでも、成功した時のリターンが大きい、すなわち勝算の有るチャレンジならドンドンすべきだと考えます。

 

リスクの語源はラテン語のrisicare。

『勇気を持って試みる』という本来はポジティブなものなのです。

 

学校にとって、リスクとはとにかく悪しき存在。少しでもリスクがあるなら回避しようというのが学校のマインドです。

 

でも、企業のマインドはそうではありません。

勝算があるなら、リスクはガンガン冒していくものです。多少のクレームなどは厭わずに。

前職におけるリスクテイクの事例を少し紹介します。

 

くら寿司のリスクテイクの光と闇

以前もお話ししましたが、私の前職はくら寿司の店長です。大学4回生の頃から25歳の時までね。新商品開発に見るリスクテイク例を見ていきましょう。

成功例

えびのアボカド添え

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実は、この商品はある爆弾を抱えて新商品として導入されました。今でこそ定番商品ですけどね。

それは、とにかく『作業工程が多い』ということです。

エビを乗せる→アボカド乗せる→マヨネーズつける→オニオン乗せる

 

スピードが命の回転寿司業界にとってこれは非常に苦しい。

でも、そのリスク以上に『固定ファンを増やす』というリターンが勝ったので定番商品の仲間入りを果たしたわけです。

 

失敗例

茎わさびの涙巻き

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伝説のクソ商品です。発売から1時間位で廃止になりました。

見た目がきゅうり巻きっぽいから、間違えて食べて号泣する子どもが全国で続出!クレームの嵐!即販売中止!

会社としても当然そういったリスクは想定していたでしょうけど、それ以上だったようです。

 

リスクテイク

繰り返します。

大きなリターンを得るためなら、リスクを冒してでも新しいことにはチャレンジすべき

持つべき認識として『クレームは来るもの』

ということ。

そうでないと何にもチャレンジできないし、小さなクレームにまでビクビク怯えていたら、そのケアのための仕事も雪だるま式に増えていきます。

オセロの角さえ抑えていれば、多少のクレームに恐れる必要はありません。

 

そうそう、先日WONDER ver.1.1が発売されました。

またAmazon売上ランキング1位に返り咲いたそうです。ゴイスーですね。

その中の1ページにリスクテイクについて触れられています。ちょくちょく読み返すのですが、やっぱり面白い。

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改めてオススメの一冊です。

 

 

 

 

 

#47 教員の住宅事情

 

いつもとは、思いっきり趣向を変えてみました。

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このブログの読者層は、20代、30代の教員の方がボリュームゾーンです。(さるアナリティクス調べ)

 

そこで、住宅事情についてお話しをしたいと思います。

 

賃貸or一戸建

これは永遠のテーマですね。

フリーランス界隈では、家を所有するのはナンセンスという風潮が出ています。

しかし、こと公立の学校に勤務する教員にとっては、一戸建をオススメします。

 

家賃orローン

親から譲り受けた家に住んでいるとかではない限り、住居費として家賃なりローンが発生します。

ここで全てを語るとキリがないので、簡単に言うと『ローンの借入金額によるが、長期的な金銭的コストでいうと賃貸の方が安い』ことはほぼ間違いないと思います。

火災保険やら、修繕費の積立やら、ローンの金利やら。家を所有することは、もろもろのランニングコストを背負うことになります。

 

じゃあ、なぜ一戸建てをすすめるのか?

それは、さまざまな付加価値を存在させることが出来るからです。

 

生活の質

賃貸と戸建、同じ住居費を月々に支払ったとして、生活の質を比較するとどうなるのか。

生活の質を高めやすいのは戸建です。

❶家の性能

実は車と同じく、住宅にも性能という概念が有ります。

この性能の良し悪しで生活の質は大きく変わってきます。

最も大事だと感じるのは、家の断熱性能

日本には四季が有ります。

冬は寒く、夏は暑い。

当たり前のことかもしれませんが、これって相当なストレスです。

そこで高機密・高断熱住宅に住むことにより、そのストレスをかなり軽減することが出来ます。

「お布団から出られない」なんて声がTwitterなんかでは真冬にはよく見られます。しかし、高機密・高断熱住宅であれば、どこも室温がある程度高く保たれているため全然大丈夫です。

また寒暖差により体調を崩すことも少なくなります。

子育て世代の悩み「布団を何度かけても蹴飛ばす。そして風邪をひく」という、あるあるも解消されます。

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断熱性能の比較は、ネット上にたくさん存在しています。

 

❷デザイン

家の見た目ですね。

内装は特に大切です。

スティーブ・ジョブズが禅の心を大切にしていることは有名な話です。

洗練された環境に身を置くことで、思考も洗練されていくものです。

散らかったグチャグチャの家に住んでいたら、アウトプットの質も下がります。

綺麗にした上で、センスを上げていくことで、家にいながらクリエイティビティが刺激されるという付加価値がもたらされるはずです。

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❸書斎

狭くても、書斎は持つべきです。

僕の書斎は2.5畳しかありません。

しかし、これでも広い位だと感じています。

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書斎は作業をする空間であることはもちろんのこと、ミニ・リトリートが出来る空間でもあるべきです。

リトリートとは、日常生活から離れ、自分だけの時間に浸ることです。家庭を持つとどうしても独りの時間を持たなくなりがちですが、早起きをするなどして、子どもが寝静まっている時間にリトリートできると良いですね。

 

❹自然

これは土地の価格によりますが、自分の家に自然を取り込めることは、心の豊かさに繋がると感じます。

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今はハナミズキが満開です。

子どもの情操教育にも繋がりますね。

 

 

まとめ〜work as life〜

公立の学校教員は、基本的に都道府県外への転勤がありません。家を売るというリスクが低い分、買うメリットも大きくなります。

賃貸だとどうしても制約が多くなります。

その制約を外したイケてる物件を借りようとすると、これまたコストがベラボーに跳ね上がります。

 

以前の記事でもお伝えしていますが、仕事を脳内に持ち帰ることは必要不可欠です。

家で「さて、◯◯はどうしようか?」と考える際、クリエイティビティが良好な状態で機能しているかどうかは、大切なファクターとなってきます。

その助けとなってくれるのが、周りの環境であると僕は考えます。

 

さぁ〜て、今からリトリートしますか。

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#46 オセロの角を抑えろ!

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題名は、西野亮廣氏のベストセラー『革命のファンファーレ』に有った、パンチの効いたフレーズから拝借しました。

『オセロの角を抑えておけば、後は何とでもひっくり返せる』

 

パレートの法則

これは今までに何回も触れている話ですが、『2割のイレギュラーが8割の仕事を生んでいる』ということを、常々主張しています。

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だから、イレギュラーを起こさないことが、仕事量を抑制するための最善策であると考えています。

最大のイレギュラーとは何なのか。それは学級崩壊です。どれだけ名のある先生でも、毎年その恐怖と対峙しているというお話がTwitterでも見受けられました。

特に新任の先生にとっては、最大の脅威であるはずです。

では、過去の自分の失敗も含めて、学級崩壊を起こさないためのポイントをオセロに例えて、お話したいと思います。

 

オセロの角とは?

オセロで勝利するための最も有名なセオリーは、角を抑えることです。

角さえ押さえておけば、あとでひっくり返すことが出来るので、目先の結果に一喜一憂することから解放されます。

では、学級経営における、4つの角とは何でしょう?

 

①授業

子どもが1日の中で、圧倒的に長い時間を過ごすのが授業です。これが魅力的なコンテンツで無ければ、クラスは荒れます。

僕だって、毎日研修で6時間座らされて、面白くない話を延々と聞かされたら暴れたくなります。

子どもも同じです。面白い授業をすることって大切だと思います。ただ、全ての授業のクオリティを上げまくって本質的に面白い授業にするのって時間がない中、やっぱり無理ですね。

 

別に表面上の面白さでもいいと思います。

 

とにかく笑いのあるシーンを作っていきましょう。

 

❷コミュニケーション

子どもとのコミュニケーションは本当に大切。この場合のコミュニケーションとは、指導も含みます。以前の記事で太陽戦略とか、ケオディクパス教師とか、トキ兄さんといったキーワードでお伝えしていますが、結局のところ、子どもから好かれることが一番なのではないでしょうか。

『私は嫌われ役に徹する』なんて言葉も聞きますが、それは古いです。

スポ魂が通用するイージーな時代は、とうの昔に過ぎ去っています。

小言ばっかりグチグチ言ってるようなコミュニケーションでは、クラスはキッチリ荒れへと向かいます。

楽しく、笑いのあるクラスへと持ってべきです。

この辺りはU- teacherさんのお家芸ですね。

 

③クラス環境

整理整頓という言葉は一義的過ぎるので、最近は5Sという言葉を好んで使います。

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クラスの物理的な荒れは、心理的な荒れを生みます。

でも、これをやらせようと躍起になるのは、それはそれでマイナスです。

 

ロッカーのランドセルがベローンとなってるのをベロリンガ

机の上が散らかってることをグッチャリーナ

机が歪んでることをガタリ

と、ちょっとネタ化しながらやってます。

「あ、ベロリンガーがいる!」

『あー◯◯やぁー』

 

指摘された子が『てへぺろ』となるような柔らかい空気でカイゼンさせていく雰囲気って大事だと最近感じます。

 

❹20%の余裕

これは定期的にリツイートして啓発しています。

教師の心身の余裕がないと、他の3つの角を抑えられなくなります。

良い授業を作れないし、ストレスからコミュニケーションの質も下がるでしょうし、クラスを綺麗にする時間も取れなくなるかもしれません。

全てに影響を及ぼす大切な角です。

だからこそ、生産性を上げて余裕を勝ち取っていかないといけないのです。

頑張らなくても良いように、頑張る。

力点を教育の生産性に置いて。

 

◯⚫️学級経営オセロ⚫️◯

オセロのようで、オセロでないのが学級経営。

何が違うかと言うと、いきなり角を取りに行けるということ。オセロは本来、終盤にしかそこへ辿り着くことが出来ませんが、学級経営の場合は初日から、いきなり角を取りに行けます。これは良い点です。

しかし、悪い点も。オセロでは、角を取ったら、それをひっくり返されることはありません。しかし、学級経営オセロの場合、一度取った角をひっくり返される可能性が有ります。

多くの場合、それは❹20%の余裕 に起因するのかもしれません。

 

断言することは出来ませんが、これらの❹つの角を抑え、それらを肩肘張らずに死守すれば学級はイヤでも安定するのではないでしょうか?

その意識を持てば、目先の小さな荒れに一喜一憂する必要も無くなります。

 

さあ、取れる角から抑えていきましょう。

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#44 学級目標に、エッジを

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4月の初めに、学級目標を立てることって多いと思います。

 

いきなりですが、学級目標という言葉は間違っています。

 

学級フィロソフィ(哲学)学級コンセプト(理念)が正しいはずです。

 

クラスを企業に例えましょう。

 

企業目標って言いませんよね?

 

目標とするなら、売上◯◯億円等になるはずです。

 

いや、別に学級目標って普通に言えばいいんですよ。でも、その本質を見失ってはいけないので、価値観をフィロソフィやコンセプトへとシフトさせる必要があるということです。

 

いくつかの例を見てみたいと思います。

 

マツダ ロードスター

ここ数年で一気にブランドイメージを上げてきたマツダ車。(その分お値段も上がりましたが…)

 

その昔、ロードスターという車が世に出ました。

 

コンセプトは…

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人馬一体

カッコいいですよね。

そして、何を伝えようとしているのかを、明確に示しています。

「意のままに操れる車だぜ」

というように。

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これは現行のロードスターですが、その人馬一体というコンセプトを如実に表しているように感じます。

 

一条工務店

ここ数年で販売戸数を急激に伸ばして来た一条工務店。ちなみに私もそのユーザーの一人です。

コンセプトはこうです。

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家は、性能。

読んで字のごとく、性能の高い家作りを武器としています。ズバ抜けた断熱性能の高さ、全室床暖房等、その圧倒的な性能で住む人に快適をもたらします。真冬にオフトンから出られないなんて事は一切なくなりました。

 

健大高崎高校

高校野球において、とある戦略を取ることで一躍有名になった健大高崎高校。

 

これです。

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機動破壊

地方大会で6試合35盗塁を記録するなど、圧倒的な走力を武器にし、甲子園でも2回戦まで突破しました。1日1時間以上も走塁練習を積んできたそうです。

 

いかがでしたでしょうか?

いずれも、その企業なり、チームなりが一点集中でやろうとしていることが、端的に、なおかつキャッチーに凝縮されていると感じたのではないでしょうか。

 

学級目標

では、話を学級目標に戻しましょう。

よくあるのが、3つのことを欲張って書くパターン。

 

例えばテキトーに書くと…

 

よく学び、よく遊び、思いやりのあるクラス

 

 

これ、野球チームで例えると、

 

よく打ち、よく守り、よく走るチーム

 

おい、お前のチームは全員イチローかよ。

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一番ダメなのって、やりたいことが見えてこない学級目標。色んなことを欲張って混ぜ込んでもダメです。

 

何か一つに絞って、シンプルにポーンと打ち出して行きましょう。

 

去年は

読む子は育つ

をコンセプトにしました。

圧倒的な読書教育の推進を謳って。

 

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そして、今年も読む子は育つにしようと思います。

 

自分の強みを最大化出来ることと、学級目標を一致させることで、意味が生まれてくるはずです。

 

学級目標は作ることが目的ではなく、そのコンセプトを掲げることで、何らかの成果を生み出すことが目的です。

 

例えば高学年の場合、学年目標として『みんなのリーダーに』みたいなのは良いと思います。

でも、学級目標は各担任のカラーを出していくべきです。

 

一点集中でやろうとしていることを、端的に、なおかつキャッチーに凝縮した学級目標を。

 

さあ、学級目標に、エッジを立てて行きませんか?

#43 watcha! Section3 離

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watcha!セミナーの内容について、最後の記事です。

教師2.0

仮に、授業とか、学級経営とか、校務分掌とかの仕事を、一通りできるようになった状態を、教師1.0としましょう。

 

世の中の教師の方は、多くの場合それで十分だと思っているはずです。

 

しかし、watcha!セミナーなる変な集まりに、休日にわざわざお金と時間を使ってやってくる方はおそらく、そうではないはずです。

 

教師2.0を目指すぜ!

 

って方ばかりのはずです。

(※既に教師2.0の方も多くおられました)

 

じゃあ教師2.0って何だろう?

 

それは自ら何かを創造していく

 

いわば

 

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教師2.0を目指すには?

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得意分野に特異なことを組み合わる。

 

特異な発想がイノベーションを生むのです。

 

イノベーションを起こす人間は、はじめは周囲の嘲笑を受けます。

 

「そんなの無理だろ?」

 

でも、それを恐れずに何かにチャレンジすることで、何かを生み出すことのできる変態・・・すなわち教師2.0への道が開けてくるのではないでしょうか。

 

私は今、教師2.0を目指しています。

教育の世界に『生産性』というキーワードをぶち込んで、教師も子どももハッピーになれる世界にしたいと思ってます。その考えが一般化された時、教師2.0になれるのではないでしょうか。

 

人生は短い

実は、高校生の時、バイク事故で死にかけたことが有ります。

頭蓋骨を骨折し、鼻から脳みその汁が出てくるという何とも笑えないレベルの重症でした。

そして、開頭手術を受けることに。

その際、手術を担当する脳外科医の先生に言われた言葉。

 

「この手術は成功する保証はありません」

そう告げられ、麻酔で意識を失う前。

 

「あぁ、死ぬかもしれへんのやなぁ」

そう思ったことを鮮明に覚えています。

 

そして10時間後・・・ 

 

集中治療室の天井が見えた時・・・

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そう思いました。

 

当たり前のようで、当たり前でなくなっている感覚。

それは人生は短いということ。

 

その儚くも激しい人生の中で、何かを成し遂げるのか、それとも何をも成し遂げないのか。

 

一度死を覚悟してから、私は何かを成し遂げる側の人間になりたいと強く思うようになりしました。

 

セス・ゴーディンの『出し抜く力』という本に、とんでもなくエッジの効いた言葉が有ります。

 

それは

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人間牧場とは、柵に囲われた中で思考停止状態に陥り、ただただ毎日を過ごす人の集まりのことです。

 

教員の世界って、まさしくこれに陥りやすいのではないでしょうか。

別に何の実績を残さなくても、ただ毎日職場へ行くだけで身分と給料は保証されます。

 

でも、だからと言って、その柵の中で過ごす人生は楽しいものになるでしょうか。

 

一度しかない人生です。

 

一歩、柵の外へ出れば、様々な危険が待ち受けているかもしれません。

 

でも、死ぬ間際に『これを成し遂げた!』って胸張って言えるようなことを、やりたい。

 

そんな思いで、みんなが人間牧場の柵をぶち破って行けば、この教育界、一気に面白くなってくるのではないでしょうか。

 

自分だけのA領域の一つの点を見つけて、それをとことん楽しむ!

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ワークアズライフって言葉が流行っています。

仕事と生活を切り離すんじゃなくて、とことん仕事を楽しむマインドを持つ。

 

それを実現できれば、みんながハッピーになって行くはずです。

 

僕は今、ハッピーです。

 

さぁ、皆さん。

 

共に教育界に光をもたらしましょう。

 

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fin.

 

改めて、当日お越し頂いた皆様、そしてスタッフの方々、本当にありがとうございました。