生産性を上げて5時に帰る。

民間→小学校教員 毎日5時に職員室をさる。その実現のための『生産性の高い教師の働き方』を中心に呟きます。最小の労力で最大の成果を生み出す。目指すは ビジネスと教育の融合。

#41 watcha! Section1 守

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光栄にも3月27日京都で開催されたwatcha!の講師としてお話する機会を頂きました。

 

わざわざ遠くからお越し頂いた方、そして運営スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

 

おかげさまで、教師人生で最もアドレナリンが出たステージとなりました。

 

当日お話したことを全3回に分けて、ブログにまとめたいと思います。

 

『生産性を上げた先に、見えてくる未来とは?』というテーマで進めました。

 

流れは以下の通りです。

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なぜTwitterを始めたの?

本題に移る前に、少し小話をしました。

それは、なぜTwitterを始めたのか?

 

実は去年の10月からTwitterで発信し始めたきっかけは、Yahoo!コメントで炎上したことにあるのです。

 

学校の働き方改革に関する記事で、

『いや、定時退勤できますよ』

とコメントしました。

すると…

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「クソーッ」っとなり、その悔しさをバネにTwitterを始めて、今に至るのです。

 

Section1    思考 Mindset

まず、生産性を上げるために最も大切なことはマインドセットだということをお話しました。

 

家に例えるなら基礎にあたる部分です。この基礎がしっかりしないまま、その上にハウツーといった柱を立てていっても、それは脆くも崩れ去っていまう可能性が非常に高くなります。

 

だからこそ、まずは生産性思考を脳内にインストールすることが大切なのです。

 

 

さまざまな書籍が溢れていますが、今回の講座ではグレッグ・マキューンのエッセンシャル思考をベースとして進めました。

 

エッセンシャル思考についての詳しいことは、以前の記事をご覧下さい。

 

読書は最強のコスパを誇る未来の自分への投資です。

 

そこでこんなお話をさせて頂きました。

落合陽一の日本最高戦略にこのようなことが書かれています。

隣の家が1000倍収入が多い状況はあまり発生しませんが、「隣の家には本が一冊もないけれども、うちには本が1000冊ある」という格差は普通に発生しています。
これは貧富の差よりも大きい差が生まれているということです。

引用:『日本再興戦略』落合陽一

 

これに大納得です。

自分より読んだ本が1000冊少ない人には負ける気はしません。逆に、自分より読んだ本が1000冊多い人には勝てる気はしません。

それくらい、決定的で絶望的な差をもたらすものが、読書であると考えています。

 

でも、本を全く読まないという教師の方が結構いるのも事実です。学び続けない教員は、いずれ淘汰されます。なぜなら、環境は時代が進むにつれて加速度的に変化していくからです。

 

自分の指導に子どもを合わせるのではなく、激動していく子どもたちに教師が合わせていかないといけないのです。

 

話を戻します。

 

エッセンシャル思考を二つのキーワードに集約しました。

 

『選ぶことを、選ぶ』

『全部やろうはバカやろう』

 

教師に与えられた時間、そして教師の心身の体力は有限なのです。

 

その前提を無視したマッチョな働き方をしていては、いつまでたっても仕事の質は上がってきませんし、心身の疲れは溜まっていく一方です。

 

それによる最大の被害者は誰?

それは子どもです。

 

教師が心身ともに元気で、質の良い仕事をすることはすなわち、子どものガッコー生活の質そのものを高めるのです。

 

それとともに、教師の人生の充実感も上がってきます。

 

あ、この辺は当日お話しなかったことですね…

 

明日はSection2 破において、生産性を上げる具体的なメソッドについて書きます。

#40 心を整える

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サッカー日本代表において、長年キャプテンを務める長谷部誠選手(34)

 

今日のタイトルは、彼の大ベストセラーである『心を整える』から

 

この本を買ったのは7年前の初任者の時でした。

 

ふと、パラパラと読み直してみました。

良いことがたくさん書いてある。

 

当時は仕事と結びつけずに何となく読んでいましたが、当時と比べそれなりに成長した(つもり…)今、改めて読むと、また違った見方が出来ました。

 

私は、本は絶対に買って読むタイプです。なぜなら、読み直したり、貸したりすることが多いからです。

 

最近、U-teacherさんがTwitterで紹介したことをキッカケとして知った方も多いと思いますが、『しるし書店』というサービス。

 

これにすごく興味を持っています。結構Twitterで本を紹介することも多いので、出品するのも面白いかなあなんて感じていました。

 

が、いかんせん出品したいと思う本が無い!

手元にまだ持っていたい本ばっかりなのです。

でも、本棚がマックスになった時には、しるし書店に挑戦してみたいと思います。

 

少し話が逸れました、では本題へ。

 

整理整頓は人生の半分である

 これは、ドイツのことわざだそうです。

 

整理整頓は人生の半分である

日頃から整理整頓を心がけていれば、それが生活や仕事に規律や秩序をもたらす。だから整理整頓は人生の半分と言えるくらい大切なんだ、という意味だ。

 このことわざに、僕も賛成だ。

 

                  引用:『心を整える』 長谷部誠

 

 

整理整頓の目的❶
       →時間を失わないため

学校現場って、忙しいですよね。

この本を読んだ当時はこんな感想を持った記憶が有ります。

「忙し過ぎて、整理整頓してるヒマなんて無いわ」

教室も机の中も、恥ずかしい位クッシャクシャでした。

 

でも、今なら真逆の考え方をします。

「整理整頓をしないから、忙しいんじゃ無いの?」

ちょっと言い過ぎかもしれませんが、あながち間違いでもないと思います。

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なぜなぜ分析していくと、こういう結論も1つの終着点になり得ます。

 

以前の記事でも書きましたが、「モノを探す時間は何も生みません」

 

また、大切な書類を紛失するといったイレギュラーを起こすリスクも高まります。もし、そういったことが一度発生すれば、仕事が雪だるま式に増えるばかりか、信用をも失います。リスク回避という観点からも大切なことと言えるでしょう。

 

整理整頓は、してもし過ぎたということはないと思います。それに投下した時間や労力は、それと同等か、それ以上の成果をもたらすはずです。

 

整理整頓の目的❷
  →学級の安定

ディズニーランドって、ゴミ一つ落ちていないことで有名ですよね。そんなディズニーランドで、もしポイ捨てする人が居たら、ある意味その人は勇者だと思います。(褒めてる訳じゃあないから、真面目に突っ込まないで下さいね)

 

でも、ゴミだらけの場所には、さらなるゴミが簡単に投げ捨てられます。中央分離帯なんかは、その一例かもしれません。

 

ゴミはゴミを呼びます。

 

教室も同じです。

 

荒れは荒れを呼びます。

 

これは非常に有名な理論で、今さら論じるのもアレですが、割れ窓理論ですよね。

 

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初任者時代の学年主任にこう言われたことをよく覚えています。

 

「放課後に机を揃えることをしなくなったら、終わりやで」

 

教室環境を整えることは即ち、クラスの秩序を整えることです。

 

また、チームビルディングに関する有名な一冊であるムーブユアバスの主人公であるロンクラークも、校長時代、出来るだけ小さいゴミを拾う姿を子どもに見せたそうです。

「えっ!?そんなちっちゃいゴミも拾うん?」

と、感じさせれば勝ちですよね。

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つまるところ、クラスが安定していたら、イレギュラーの発生確率が低くなり、仕事量を抑制できるのです。

 

持論ですが、『2割のイレギュラーが、8割の仕事を生んでいる』と考えています。

(※パレートの法則より)

 

クラスが安定していなかったら、毎日定時退勤をすることは困難になるでしょう。

 

クラスの安定を図ることは、働き方改革への大切なアプローチとなるはずです。

 

まとめ

時間を生むため、そしてクラスの安定のため、整理整頓は大切だと思います。

 

そして何より、心を整えることへと繋がります。

 

余裕を失って、心が乱れてくると、子ども達への接し方も乱れてくるはずです。それはクラスの荒れを生む最大の原因です。絶対に避けなければなりません。

 

もし未読でしたら、一度読んでみる

ことをオススメします。

 

『心を整える』

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今年はワールドカップイヤーですね。

チームとしての調子はあまり良さそうではありませんが、本番までには何とかチームのコンディションを上げていって欲しいものです。

#39 トレード・オフ×ランチェスター教師

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今朝、Twitter上でお世話になっている、まーたさんと、こんな会話をしました。

 

Twitter上では、さまざまな教育実践が溢れています。

これは非常に素晴らしいことです。

私がTwitterを始めた4、5ヶ月前では考えられないことでした。

しかし、一つ心配していることが有ります。

それは何もかもを手に入れようとした結果、何も手に入れられていないということが起こらないか、ということです。

 

トレードオフ

先日お伝えした『エッセンシャル思考』の冒頭にこのように書かれています。

 

本当に重要なことだけをやると決めてから、仕事の質は目に見えて改善された。あらゆる方向に1mmずつ進むのをやめて、これと決めた方向に全力疾走できるようになったからだ。

 

どの仕事が本当に重要なのかを見極め、それに時間と労力を集中投下することにより、成果は生み出されるのです。

 

全方位にガムシャラに仕事をしていては、間違いなくジリ貧へと陥ります。

 

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だからこそ、何かを始めるなら、何かを犠牲にしなければいけません。

 

これがトレードオフという考えです。

 

経済学者のトーマス・シエルはこう言っています。

「完璧な答えなど存在しない。あるのはトレードオフだけだ」
 

2つのアメリカ航空会社の明暗

このトレードオフを無視したために起こった企業の失敗事例は数多に存在します。
 

例えば、アメリカの航空業界におけるある2社の明暗です。

 

サウスウエスト航空は、ポイント・トゥ・ポイント型の格安サービスを始めました。また機内食や手厚いサービスも廃止し、「乗り物としての飛行機を出来るだけ安く利用してもらう」ことに特化した戦略を取りました。

 

始めは「こんなの上手く行く訳がない」と嘲笑されていたようですが、次第にこのサービスが顧客に受け始め、大きな支持を集めるようになりました。


それを見たコンチネンタル航空は、通常路線と並行して、場当たり的にこの戦略を真似して取り入れました。

 

するとどのような事態に陥ったか。

 

厳しい価格競争に晒されるうちに、サービスの質がみるみる低下していき、遅延や欠航が相次いだり、無数のクレームを受けたりするように。

 

まさしく会社が回らなくなっていって業績は悪化の一途を辿り、最終的には数億ドルの損失額を出してしまいました。

 

これはトレードオフをせずに、相容れない戦略を取ろうとすると、取り返しのつかない事態に陥るという象徴的な例だと言えます。

 

教育界におけるトレードオフの現状

今日の学校現場においてはトレードオフという概念は、残念ながらほとんど存在しません。

 

重点研究のテーマが変わっても、前回の研究で取り組んでいたことを、そのまま残すといったことがその一例です。

 

ちなみに、国レベルで行われた希少なトレードオフの事例は「座高検査を廃止し、四肢の状態の検査を導入」です。

 

そういった意味では、非常に価値のある、小さな革命だったのかもしれません。

小高い丘の上に、座高検査君の石碑を築いてあげても良いくらいです。

 

今日の教員を取り巻く環境は、やはり厳しいと言わざるを得ません。

正直なところ、時間は存分に使うほど私達には与えられていません。

 

教師の世界には、教育戦略が無数に存在しています。

しかしそれら全てに手を出してはいけません。選ぶなら一つです。
それが既に世の中に出回っているものであれ、自分で考えたものであれ、取ることのできる戦略は一つだけです。

教師というテーブルの上には、一つの教育戦略しか置けません。

もし、何か新しい新しい教育戦略をテーブルに乗せようとするなら、元あった教育戦略はゴミ箱へと捨てさらなければなりません。

トレードオフなき教育戦略は、破滅への道を確実に辿ります。

 

ランチェスター教師

ところで、ランチェスター戦略というものを、ご存知でしょうか?

 

ちなみに、私はランチェスター信者です。

 

何か一つ自分の強みを見つけて、ひたすら一点突破する戦略です。

 

 

ハーゲンダッツ社は高級アイス、H.I.Sは格安海外旅行に、天下一品はこってりラーメン、それぞれの強みに特化して市場における確固たる地位を築き上げました。

 

自然界も然りです。この世の全ての生き物は何かに特化して、ランチェスター戦略で生存競争を生き延びてきているのです。

 

力のライオン、スピードのチーター。

それぞれが、もし色気を出し始めたらどうなるでしょう?

 

スピードを中途半端に求めたライオンは獲物を倒す力を失います。

 

パワーを中途半端に求めたチーターは獲物に追いつくスピードを失います。

 

教師もそうだと思います。

 

私は生産性に特化した取り組みに全力を注いでいます。

 

もし、私が色気を出して

『そうだ!メチャメチャ面白い理科の実験をしよう』

『可愛いイラストの練習をしよう!』

『創意工夫を凝らした体育の授業の仕方を考えよう!』

とか言い出したら、間違いなくジリ貧真っしぐらです。

 

生産性に特化した実践をしている一方、たんたんとこなしている活動も山ほどあります。

 

図工の指導力の低さに関しては、日本で5本の指に入る自信が有ります。(おい✋)

 

その代わり、学びの生産性を上げる『読書指導』や『書く指導』に関してはそうそう負けない自信があります。

 

1勝9敗でいいんです。

 

その1勝に最大の付加価値をつけてあげることが出来れば。

 

けテぶれと言えば◯◯

ガッコーを面白くといえば◯◯

フラッペスノーランドといえば◯◯

 

それで名前がパッと出てくるようなら、ランチェスター教師である証拠です。

 

 

 

#38 エッセンシャル思考

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エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考

 

 「もし、何か一冊ビジネス書をすすめるなら?」と聞かれたら、私は迷うことなく、グレッグ・マキューン氏の「エッセンシャル思考」を選びます。(さっき読み終わったばかりですが…)

 

 

 一体なぜか。それは、今日の学校現場は、マキューン氏が言うところの「非エッセンシャル思考」の巣窟であり、それを解決へと導くものが「エッセンシャル思考」だからです。 

 

 では、非エッセンシャル思考を象徴する言葉を挙げていきます。「どれも大事だ」「全てやらなくては!」「はい、やります!」「何とか頑張ります!」「全部やろう!」・・・

 

 こういったことを繰り返していくうちに、本当に大切なものを見失って行きます。

 

 その結果「どれもが中途半端だなぁ」「何か振り回されているなぁ」「あぁ疲れた」と、頑張っている割に、成果が上がらず疲労感や焦燥感ばかりが募っていく。

 

 そういった状況に陥っているパターンは、とても多いのではないでしょうか。過去の自分もそうでした。

 

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これは、全てに手を出した結果全てが出来ていないという最悪の状態だといえます。非エッセンシャル思考で仕事を進めてしまった悲劇です。

 

非エッセンシャル教師がピッチャーの場合

 非エッセンシャルな教師を野球のピッチャーにたとえましょう。責任感とやる気に満ち溢れた非エッセンシャル教師がマウンドへと向かいます。さぁ、いよいよプレーボール!ハツラツとした表情で先頭打者に対して全力投球で挑みかかります。ストライク!ストライク!ストライク!見事なピッチングで三球三振です。続く2番打者にも・・・(中略) 

 

 

そして、無失点のまま迎えた3回表。下位打線からです。8番打者に対して自慢の剛速球に、キレのある変化球も交えて攻略して行きます。フルカウントからストライクゾーンギリギリに投げ込んだストレートは惜しくもボール。フォアボールで歩かせてしまいます。(中略)

 

 続いて5回表を迎えました。フォアボールから始まった3回の3失点が痛かったようです。初めの勢いはなく、疲れが表情にも表れてきています。迎えるは1番打者。球威は目に見えて落ちており、変化球のキレも無くなってきています。連打とファーボールでノーアウト満塁のピンチ。迎えるは相手チーム一番の打力を誇る4番打者です。自信なさげに投げたボールは失投となり、ど真ん中に。カキーーーン!打球は大きな放物線を描き(中略)

 

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 5回で10失点の大炎上で敗戦投手となった非エッセンシャル教師投手。そのコメントを見ると「いやぁ、一球一球全力投球で一生懸命頑張ったんですけね・・」 

 

 残念ながら、頑張ることは手段であって、目的ではありません。先発投手に課された仕事(目的)は勝利です。そのためにには、相手打者との駆け引きの中で、投球の組み立てを考えていく必要があります。クリンナップを張るような強打者に対しては、スピードのある直球や、キレのある変化球を駆使して打ち取る必要があります。しかし、下位打線の打者に対しては、少ない球数で打ち取ったり、球威を抑えたりするなどしてスタミナを温存することもまた、必要となってきます。これがエッセンシャルな投球術です。

 

 要するに、非エッセンシャル教師投手は、力量がまるで違う打者に対して、全ての同じ力加減で挑んでいった結果、ボロボロに炎上していまった訳です。

 

 

非エッセンシャル教師の1学期

 桜が舞い散る中、ヤル気に満ち溢れハツラツとした笑顔で子どもたちを迎えます。授業の準備も遅くまで頑張り、ノートにも一人一人ビッシリコメントを書き、充実感に溢れる毎日。「あぁ、やっぱり教師って最高だなぁ!」と毎日を楽しく過ごす非エッセンシャル教師。

 

 しかし、毎日遅くまで残業しているせいか疲労が溜まって行き、何だか仕事の効率も下がって来ているように感じます。分掌も多く抱えています。色んな仕事が中途半端になっていることも気がかりです。いわゆる自転車操業の状態になり、仕事に追われる毎日で、どんどん余裕がなくなって行きます。ミスも連発してしましまい、自信も無くしていきます。

 

 子ども達の前でも、初めの頃の笑顔は何処へやら。表情は暗くなり、何かと子どものダメなところを叱ってしまう日々。だんだん子ども達も反抗するようになり、どんどん関係は悪化して行きます。授業の準備もままならず、自信のないままイマイチな授業を毎日していくうちに、子ども達の気持ちも離れ始め、立ち歩く子どもがいたり、私語が絶えなかったり。

「いい加減にしろーー!」と大声で怒れば怒るほど、子ども達の荒れはエスカレートして行く。そして、夏休みを前に学級崩壊の烙印を押された非エッセンシャル教師は、遂に心身共に疲れ果て体調を崩して入院することに・・・

 

「あの先生、頑張ってたのにね…」こんな声も聞こえてきます。

 

エッセンシャル思考

「全部やろうはバカやろう」

これは、私が勝手に考えた座右の銘です。手前味噌では有りますが、エッセンシャル思考の本質を的確に言い表していると思っています。

 

非エッセンシャル教師は、良いと思ったこと全てに手を出し、また頼まれた仕事を全部引き受け、いずれもに全力投球をした結果、全てが上手くいかなくなってしまいました。

 

 これは必然です。時間は有限な希少資源であり、できる仕事量は限られています。また、人間は長い時間働くと、疲れて生産性が下がります。だからこそ、本当にやる価値のある仕事にだけ、力を注がなければならないのです。

 

『エッセンシャル思考』で言うところの、「選ぶことを選ぶ」ということです。力を注ぐべき仕事を選ばず、無差別に全力に取り掛かっていては、早晩、力尽きます。

 

本当に重要なことだけをやると決めてから、仕事の質は目に見えて改善された。あらゆる方向に1mmずつ進むのをやめて、これと決めた方向に全力疾走できるようになったからだ。   

 

 引用:『エッセンシャル思考』 グレッグマキューン

 

 どの仕事が本当に重要なのかを見定める方法は、以前の記事で書いていますので、良かったら参考にして下さい。

 

春から教員になる方も多いと思います。

しかし、心に留めて欲しいことは、ガムシャラに頑張ることは目的ではないということ。エッセンシャル思考を持って、仕事に取り組むことが、結局子どもへと還っていきます。

 

この本は、本当にオススメです。

ぜひ読んでみて下さい。

 

3月27日のWATCHA!セミナーでも、エッセンシャル思考をマインドセットの核として、お話します。

その内容を少しだけ動画にまとめました。

 

 

 

#37 指導の生産性2〜コインを裏返すな〜

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前々回の『指導の生産性〜北風と太陽〜』に引き続き、指導の生産性をテーマに書きます。

 

最近、改めて思うことは『指導の生産性』を上げることは、働き方改革に直結するということ。

これが上がってこないと、指導の歩留まりが悪くなり、時間を費やしても費やしても、クラスが良くなりません。そうすると、問題事象といったイレギュラーが連発して、仕事も雪だるま式に増えていきます。

 

さて、コインとは一体?

 

マッキンゼー(現センジュヒューマンデザインワークス代表)の大嶋祥誉さんの著書『マッキンゼー流 入社1年目の問題解決の教科書』に、こんな言葉があります。

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『コインの裏表で考えない』

 

実はこの言葉が強烈に刺さっていて、常々意識するようになっています。

 

コインの裏表で考えた、問題解決方法とは、具体的にどんなものなのでしょう?

 

コインの表 「商品Aの売り上げが低下している」

コインの裏 「商品Aの販売促進をしよう」 

 

これがその一例に挙げられていました。

 

もしかしたら、商品Aは消費者にとっての魅力を失っているなどの原因で、市場における役割が薄くなってしまっているのかもしれません。

その商品に販売促進というコストを投下しても利益には繋がらないでしょう。

 

しかし、こういったコインの裏返し的指導が、学校現場では頻発しているように感じます。

 

1. 問題事象発生

こんな例を考えてみました。

 

壁に『死ね』と落書きした子がいた。

 

こんな時の、コインの裏返し指導とは・・・

 

「死ねって落書きしたらアカンやろ!」

 

この時の子どもの心境

(んなことは分かってるわ!)

 

さらに、正論をかざして

「なぜなら、みんなのモノは学校のお金で買ったものだから…」

 

こういうケースにおいて、正論ほど子どもの行動を変える力がなく、また子どもを苛立たせるものはないといって良いでしょう。

 

子どもはそんなにバカじゃない。

 

死ねって書いてはイケないことぐらい、誰でも分かってる。

 

しかも、「俺のこと何も分かってへんクセに!」という無用な反発や、不信感をも生んでいきます。

 

この他に有りがちな指導が『ダメなぜ指導』

「なぜ、こんなことするの?」

「なぜ、みんなのモノに落書きするの?」

 

これらに共通することは「答えようのない問い」であるということ。

 

それらの問いへ、子どもたちが唯一返すことのできる答えは「ムカついたから」

 

そんな問いは、子どもを変えるのはこれっぽっちも役立ちません。

 

 

2.コインを裏返さない指導

では、どういった指導を心がけるべきなのか。

そのフレームワークを自分なりに考えてアウトプットしてみます。

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①共感

まずは、寄り添い、共感する。

「そうかそうか、死ねって書きたいぐらいムカつくことがあったんやなぁ。先生も子どものときそういう気持ちになること、よくあったわ」

 

『先生も子どもの頃』を枕詞にした共感は、強烈に子どもの心に染み込む気がします。

 

②なぜ?

次に、理由の掘り下げ。

「なぜ、ムシャクシャしていたん?」

「そうか、そうか、何で怒られたん?」

「そうかそうか、自分が思ってることと違うようにとられてんやな」

 

これを5回も掘り下げれば、子どもの心は次第にほぐれて来るはずです。

 

前回と同様ですが、なぜなぜ分析ですね。

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③なぜなら

そして最後になぜならを。

要するに、正論を説く。

「やっぱり、みんなのモノに暴言を落書きするのはよくないよな」

 

すると、子どもはある程度落ち着いて、話を聞けるレベルになってきているはずです。

 

 

3.まとめ

これはあくまでも一例であって、全てに通用するとは思っていません。

しかし、問題事象を繰り返すような子どもに対して、コインの裏返しが有効なシーンは少ないということは、疑いようのない事実です。

 

過去の自分がそうでしたが、ついカーッとなって短絡的にコインを裏返した指導をしてしまいがちです。

 

でも、それらはマイナスの成果を生んだとしても、プラスの成果を生むことはゼロです。

 

短気は損気です。

 

コインを何度もクルクル回す指導を心がけていきたいですね。

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#36 出版への妄想

自分なりのビジョンが有り、4ヶ月少し前に発信をスタートしました。

 

Twitter→ブログ→本

 

1stSTEP Twitter 10月 スタート

 

2ndSTEPブログ 1月 スタート

 

そして

 

3rd STEP 出版へ 3月原稿書き スタート

 

表紙

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こんなイメージですかね。

画像は著作権アウトなので、パロディ化して描き直してもらいます。もちろん名前も実名化します。題名はキャッチーなブログタイトルと同じものが良いかと思っています。

 

目次

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ブログ読んでくれている方以外が見たら、もはやワケワカメですね。それ位エッジの効いた内容にしていきます。

 

 

個人的に守・破・離の構成は気に入っています。

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執筆用 MacBook Air

ほぼそのために10万円のMacBook Air買いました。

これで外での空き時間ではiPhoneでポチポチ、家ではMacBook Airでガッツリ書けます。

 

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もうこのアルミの質感が最高で、ほっぺたスリスリしたくなります。

 

※お小遣い減額措置適用済み

 

似顔絵

後ろ扉用に、写真の代わりの似顔絵も描いてもらいました。

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これ、実はミスチルの2017年のライブパンフレットのメンバーの似顔絵を手がけた友人に描いてもらいました。

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ほら、タッチが同じでしょ?

 

本文

ブログで書いたこと、または書く予定のことをベースに中身を深めていきます。全てを書こうとすると膨大な量になるので、精選していかないといけないですね。ただ、Twitterやブログと違って文字数を気にせず書けるのはストレスフリーだと感じました。

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書き始めて気付いたこと

・適当にネットで拾ってきた画像等が使えない。

イブラヒモビッチ思考書いている時に気づきました…

 

・ブログと違ってページという概念がある。

文章の塊としての配置バランスを考えないと収まりが悪くなります。

 

MacのPagesは出版社があまり良い顔をしないらしい。(出版しまくっているボーズteacherさん情報)

やはり時代はまだまだWordが主流なのですね。

 

Twitterのスクショを組み合わせると、結構良い感じになる。

Twitter・ブログ・本が相互に補完し合う形は書き手にとってメリットが大きいと感じます。

 

・これが一番深刻。

家族が寝静まっている朝4時くらいから書き始めるのですが、これがメチャメチャ疲れる。ただ今の時刻6時10分ですが、既にバテてます。仕事しながら原稿書くのは相当キツイ…

 

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今朝だけで2000文字強打ちました。これを1ヶ月続ければ完成のペースです。ゴールは遠い…

 

 WACTHセミナー

 3月27日京都でのセミナーでお話しすることを文章へとアウトプットすることで、思考を整理するという意味合いも大きいです。

もちろん当日はそこでしか出来ない面白い話もさせて頂きます。

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野望

出版社の方とのコネクションも僅かながら出来つつあるので、Twitterやブログでのリアクションをニーズの担保として出版に持ち込めないか企んでいます。実際、多くのフォロワー

の方が反応して下さりました。

ありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです^ ^

 

今年の目標。

 

本を出す。

 

さあ、達成なるか!?

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#35 指導の生産性〜北風と太陽〜

『指導の生産性』という概念。

 

それは指導に投下する労力に対し、いかに子どもの変容という成果を得ることが出来るか。

 

しかし、ずっと心に引っかかっている現象がありました。

 

それは、投下すれば投下するほど、マイナスの成果を生み続ける指導の存在。

 

「これって何なんだろう?」とずっと思っていましたが、やっとアウトプットできるレベルになったので発信します。

 

非常に長いですが、指導の生産性を上げるために、じっくり読んで頂けると幸いです。

 

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1.北風と太陽のお話

 北風太陽が強いのは自分の方だと言って、ゆずりません。そこで、通りかかった旅の男のマントをひきはがした方が、強いということになりました。さあ、北風と太陽、どちらが勝ったでしょう。

 

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そう、ご存知の通り、勝ったのは太陽。

これと同じ現象が日本各地の教育現場で起こっているのではないでしょうか?

 

太陽が勝ったのは、その戦略が良かったから。

 指導で成果を上げるために大切なのことは、正しい戦略効果的な戦術。そう断言します。

 

2.戦略と戦術

戦略と戦術、どう違うの?

 

それは戦争に当てはめて考えると分かりやすいです。

戦略

「A島を占領しよう!」

「B島を占領しよう!」

この方向性こそが戦略。

戦略には正誤があります。

もし、戦略上の要衝となるA島を占領できたら、それは正しい戦略です。

 

しかし、戦略的に何の意味もないB島を占領したら、自軍にとっては兵力を疲弊させるだけのマイナスになるので、誤った戦略だと言えます。

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戦術

戦略決定後、

「ミサイルを撃ち込もう!」

「竹槍で攻め込もう!」

など、どう攻略するかが戦術。

 戦術には強弱があります。

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3.北風戦略と太陽戦略

戦略を以下の2つに分けて考えます。

プラスと効果をもたらすものを、太陽戦略

マイナスの効果をもたらすものを、北風戦略

 

学校現場におけるよくある事例をもとに考えていきたいと思います。

 

事例:高学年男子数名が掃除時間にサボって、たむろしている。

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※あくまでもイメージです。笑

 

北風戦略・強戦術

「おい!何で掃除時間にこんなとこでサボってんねんゴラァッ!!ちゃんと…(以下省略)」

 言ってることは正しいですが成果は生みません。これで子どもが変わるなら、教師なんてイージーなお仕事です。

 

北風戦略・弱戦術

何でこんなとこにいるの?早く掃除行きや」

強戦術よりマシですが、プラスにはなりません。

 

太陽戦略・弱戦術

「はいはいー、掃除時間やで。掃除行くん嫌なんか。何で嫌なん?(中略)そうかぁ、まあ掃除するんはみんな面倒くさいもんな」

 

ニュアンスが伝わるでしょうか?一旦その子たちの気持ちに寄り添うことにより、少しはプラスになる可能性があります。

 

太陽戦略・強戦術

「おっ!またサボってんのか?笑」

こんな表情をイメージして。

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一緒にヤンキー座りをして輪に入って…

 

「先生もなあ、昔はようサボって先生に怒られたわ」

 

「最近Aはサッカー頑張ってるんか?そうかそうか、先週ゴール決めたんか!やるやん!来週は決勝なんか。次も決められるといいなぁ。まあ、多分無理やろうけどな…笑」

ドッと輪で笑いが起こる。

「うっさいわ!決めれるわ!」

なんてムキになりつつ、嬉しそうな顔をするA。

 

何で掃除行きたくないんや?」

 

「そうかそうか、先生とかクラスメイトからの視線が冷たいんか」

 

何でそう感じるんや?」

 

「そうかそうか、勉強が出来ひんでイライラして邪魔してしまうんか。そうか、そりゃイライラするわなぁ…」

 

(中略)

 

「ほなとりあえず、教室の前まで行こうぜ。もうすぐチャイムも鳴るしな」

 

あくまでも、これらは架空のシチュエーションで個人的に妄想したものです。

 

北風戦略で大声出して、青筋立てて怒っても子どもたちにプラスにならないことは誰もが分かるところだと思います。むしろ、どんどん「何も俺らのこと分かってへんくせに!」というフラストレーションと不信感を溜めこませるというマイナスの成果しか生みません。

 

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 図式化したものが、コレです。

 

 

4.なぜなぜ分析

 先ほどの文中で何でという言葉を赤字にしました。関西弁では「何で」になるのですが、共通語では「なぜ」ですね。

 

実は北風戦略における『何で』はマイナスの『何で』です。だって、答えようのない『何で』だから。実は知らず知らずのうちに、教師はこの答えようのない『何で』をイライラしながら無数に投げつけて、子どもたちにマイナスを及ぼしていることって多いと思います。

 

それに対して、太陽戦略における「なぜ」は寄り添うためのプラスの『何で』でした。

 

こうやって、「なぜ」を繰り返し原因を深掘りしていき、真因を突き止めようとする手法を「なぜなぜ分析」「5why分析」と呼びます。

これは、トヨタ発祥の超有名なフレームワークです。

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子どもたちの負の行動をなぜなぜ分析していくと、結局のところ真因は子どもの責任には絶対に辿り着きません。

 

真因は家庭環境だったり、LDやADHDといった発達障害だったり…

 

また、なぜなぜ分析をしている過程で「この先生、俺のこと理解しようとしてくれてる」という感情を生みます。

 

こういう子たちは、勉強は全く分からなくても、大人が自分をどう思っているかは確実に察します。

 

まとめ 

北風を勢いよく吹き付けて、マントを飛ばそう飛ばそうとするほど、子どもたちはマントを力強く握りしめます。

 

学級(学校)経営が上手くいかないと、イレギュラーが頻発し、仕事は雪だるま式に増えていきます。

 

今回の内容はあくまでも一例ですが、今行っている指導は太陽なのか、北風なのかを考えることは大切だと思います。

 

指導に擬装された『ただイライラを子どもにぶつける』行為を連発するという戦略上の致命的なミスが、全国で学級崩壊を招いている主要因だと私は考えています。

 

今回の記事は、自分の数々の失敗を振り返りながら、自戒も込めて書きました。

 

指導の生産性を上げることは、間違いなくA領域の仕事です。

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