生産性を上げて5時に帰る。

民間→小学校教員 毎日5時に職員室をさる。その実現のための『生産性の高い教師の働き方』を中心に呟きます。最小の労力で最大の成果を生み出す。目指すは ビジネスと教育の融合。

#41 watcha! Section1 守

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光栄にも3月27日京都で開催されたwatcha!の講師としてお話する機会を頂きました。

 

わざわざ遠くからお越し頂いた方、そして運営スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

 

おかげさまで、教師人生で最もアドレナリンが出たステージとなりました。

 

当日お話したことを全3回に分けて、ブログにまとめたいと思います。

 

『生産性を上げた先に、見えてくる未来とは?』というテーマで進めました。

 

流れは以下の通りです。

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なぜTwitterを始めたの?

本題に移る前に、少し小話をしました。

それは、なぜTwitterを始めたのか?

 

実は去年の10月からTwitterで発信し始めたきっかけは、Yahoo!コメントで炎上したことにあるのです。

 

学校の働き方改革に関する記事で、

『いや、定時退勤できますよ』

とコメントしました。

すると…

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「クソーッ」っとなり、その悔しさをバネにTwitterを始めて、今に至るのです。

 

Section1    思考 Mindset

まず、生産性を上げるために最も大切なことはマインドセットだということをお話しました。

 

家に例えるなら基礎にあたる部分です。この基礎がしっかりしないまま、その上にハウツーといった柱を立てていっても、それは脆くも崩れ去っていまう可能性が非常に高くなります。

 

だからこそ、まずは生産性思考を脳内にインストールすることが大切なのです。

 

 

さまざまな書籍が溢れていますが、今回の講座ではグレッグ・マキューンのエッセンシャル思考をベースとして進めました。

 

エッセンシャル思考についての詳しいことは、以前の記事をご覧下さい。

 

読書は最強のコスパを誇る未来の自分への投資です。

 

そこでこんなお話をさせて頂きました。

落合陽一の日本最高戦略にこのようなことが書かれています。

隣の家が1000倍収入が多い状況はあまり発生しませんが、「隣の家には本が一冊もないけれども、うちには本が1000冊ある」という格差は普通に発生しています。
これは貧富の差よりも大きい差が生まれているということです。

引用:『日本再興戦略』落合陽一

 

これに大納得です。

自分より読んだ本が1000冊少ない人には負ける気はしません。逆に、自分より読んだ本が1000冊多い人には勝てる気はしません。

それくらい、決定的で絶望的な差をもたらすものが、読書であると考えています。

 

でも、本を全く読まないという教師の方が結構いるのも事実です。学び続けない教員は、いずれ淘汰されます。なぜなら、環境は時代が進むにつれて加速度的に変化していくからです。

 

自分の指導に子どもを合わせるのではなく、激動していく子どもたちに教師が合わせていかないといけないのです。

 

話を戻します。

 

エッセンシャル思考を二つのキーワードに集約しました。

 

『選ぶことを、選ぶ』

『全部やろうはバカやろう』

 

教師に与えられた時間、そして教師の心身の体力は有限なのです。

 

その前提を無視したマッチョな働き方をしていては、いつまでたっても仕事の質は上がってきませんし、心身の疲れは溜まっていく一方です。

 

それによる最大の被害者は誰?

それは子どもです。

 

教師が心身ともに元気で、質の良い仕事をすることはすなわち、子どものガッコー生活の質そのものを高めるのです。

 

それとともに、教師の人生の充実感も上がってきます。

 

あ、この辺は当日お話しなかったことですね…

 

明日はSection2 破において、生産性を上げる具体的なメソッドについて書きます。

#40 心を整える

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サッカー日本代表において、長年キャプテンを務める長谷部誠選手(34)

 

今日のタイトルは、彼の大ベストセラーである『心を整える』から

 

この本を買ったのは7年前の初任者の時でした。

 

ふと、パラパラと読み直してみました。

良いことがたくさん書いてある。

 

当時は仕事と結びつけずに何となく読んでいましたが、当時と比べそれなりに成長した(つもり…)今、改めて読むと、また違った見方が出来ました。

 

私は、本は絶対に買って読むタイプです。なぜなら、読み直したり、貸したりすることが多いからです。

 

最近、U-teacherさんがTwitterで紹介したことをキッカケとして知った方も多いと思いますが、『しるし書店』というサービス。

 

これにすごく興味を持っています。結構Twitterで本を紹介することも多いので、出品するのも面白いかなあなんて感じていました。

 

が、いかんせん出品したいと思う本が無い!

手元にまだ持っていたい本ばっかりなのです。

でも、本棚がマックスになった時には、しるし書店に挑戦してみたいと思います。

 

少し話が逸れました、では本題へ。

 

整理整頓は人生の半分である

 これは、ドイツのことわざだそうです。

 

整理整頓は人生の半分である

日頃から整理整頓を心がけていれば、それが生活や仕事に規律や秩序をもたらす。だから整理整頓は人生の半分と言えるくらい大切なんだ、という意味だ。

 このことわざに、僕も賛成だ。

 

                  引用:『心を整える』 長谷部誠

 

 

整理整頓の目的❶
       →時間を失わないため

学校現場って、忙しいですよね。

この本を読んだ当時はこんな感想を持った記憶が有ります。

「忙し過ぎて、整理整頓してるヒマなんて無いわ」

教室も机の中も、恥ずかしい位クッシャクシャでした。

 

でも、今なら真逆の考え方をします。

「整理整頓をしないから、忙しいんじゃ無いの?」

ちょっと言い過ぎかもしれませんが、あながち間違いでもないと思います。

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なぜなぜ分析していくと、こういう結論も1つの終着点になり得ます。

 

以前の記事でも書きましたが、「モノを探す時間は何も生みません」

 

また、大切な書類を紛失するといったイレギュラーを起こすリスクも高まります。もし、そういったことが一度発生すれば、仕事が雪だるま式に増えるばかりか、信用をも失います。リスク回避という観点からも大切なことと言えるでしょう。

 

整理整頓は、してもし過ぎたということはないと思います。それに投下した時間や労力は、それと同等か、それ以上の成果をもたらすはずです。

 

整理整頓の目的❷
  →学級の安定

ディズニーランドって、ゴミ一つ落ちていないことで有名ですよね。そんなディズニーランドで、もしポイ捨てする人が居たら、ある意味その人は勇者だと思います。(褒めてる訳じゃあないから、真面目に突っ込まないで下さいね)

 

でも、ゴミだらけの場所には、さらなるゴミが簡単に投げ捨てられます。中央分離帯なんかは、その一例かもしれません。

 

ゴミはゴミを呼びます。

 

教室も同じです。

 

荒れは荒れを呼びます。

 

これは非常に有名な理論で、今さら論じるのもアレですが、割れ窓理論ですよね。

 

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初任者時代の学年主任にこう言われたことをよく覚えています。

 

「放課後に机を揃えることをしなくなったら、終わりやで」

 

教室環境を整えることは即ち、クラスの秩序を整えることです。

 

また、チームビルディングに関する有名な一冊であるムーブユアバスの主人公であるロンクラークも、校長時代、出来るだけ小さいゴミを拾う姿を子どもに見せたそうです。

「えっ!?そんなちっちゃいゴミも拾うん?」

と、感じさせれば勝ちですよね。

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つまるところ、クラスが安定していたら、イレギュラーの発生確率が低くなり、仕事量を抑制できるのです。

 

持論ですが、『2割のイレギュラーが、8割の仕事を生んでいる』と考えています。

(※パレートの法則より)

 

クラスが安定していなかったら、毎日定時退勤をすることは困難になるでしょう。

 

クラスの安定を図ることは、働き方改革への大切なアプローチとなるはずです。

 

まとめ

時間を生むため、そしてクラスの安定のため、整理整頓は大切だと思います。

 

そして何より、心を整えることへと繋がります。

 

余裕を失って、心が乱れてくると、子ども達への接し方も乱れてくるはずです。それはクラスの荒れを生む最大の原因です。絶対に避けなければなりません。

 

もし未読でしたら、一度読んでみる

ことをオススメします。

 

『心を整える』

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今年はワールドカップイヤーですね。

チームとしての調子はあまり良さそうではありませんが、本番までには何とかチームのコンディションを上げていって欲しいものです。

#39 トレード・オフ×ランチェスター教師

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今朝、Twitter上でお世話になっている、まーたさんと、こんな会話をしました。

 

Twitter上では、さまざまな教育実践が溢れています。

これは非常に素晴らしいことです。

私がTwitterを始めた4、5ヶ月前では考えられないことでした。

しかし、一つ心配していることが有ります。

それは何もかもを手に入れようとした結果、何も手に入れられていないということが起こらないか、ということです。

 

トレードオフ

先日お伝えした『エッセンシャル思考』の冒頭にこのように書かれています。

 

本当に重要なことだけをやると決めてから、仕事の質は目に見えて改善された。あらゆる方向に1mmずつ進むのをやめて、これと決めた方向に全力疾走できるようになったからだ。

 

どの仕事が本当に重要なのかを見極め、それに時間と労力を集中投下することにより、成果は生み出されるのです。

 

全方位にガムシャラに仕事をしていては、間違いなくジリ貧へと陥ります。

 

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だからこそ、何かを始めるなら、何かを犠牲にしなければいけません。

 

これがトレードオフという考えです。

 

経済学者のトーマス・シエルはこう言っています。

「完璧な答えなど存在しない。あるのはトレードオフだけだ」
 

2つのアメリカ航空会社の明暗

このトレードオフを無視したために起こった企業の失敗事例は数多に存在します。
 

例えば、アメリカの航空業界におけるある2社の明暗です。

 

サウスウエスト航空は、ポイント・トゥ・ポイント型の格安サービスを始めました。また機内食や手厚いサービスも廃止し、「乗り物としての飛行機を出来るだけ安く利用してもらう」ことに特化した戦略を取りました。

 

始めは「こんなの上手く行く訳がない」と嘲笑されていたようですが、次第にこのサービスが顧客に受け始め、大きな支持を集めるようになりました。


それを見たコンチネンタル航空は、通常路線と並行して、場当たり的にこの戦略を真似して取り入れました。

 

するとどのような事態に陥ったか。

 

厳しい価格競争に晒されるうちに、サービスの質がみるみる低下していき、遅延や欠航が相次いだり、無数のクレームを受けたりするように。

 

まさしく会社が回らなくなっていって業績は悪化の一途を辿り、最終的には数億ドルの損失額を出してしまいました。

 

これはトレードオフをせずに、相容れない戦略を取ろうとすると、取り返しのつかない事態に陥るという象徴的な例だと言えます。

 

教育界におけるトレードオフの現状

今日の学校現場においてはトレードオフという概念は、残念ながらほとんど存在しません。

 

重点研究のテーマが変わっても、前回の研究で取り組んでいたことを、そのまま残すといったことがその一例です。

 

ちなみに、国レベルで行われた希少なトレードオフの事例は「座高検査を廃止し、四肢の状態の検査を導入」です。

 

そういった意味では、非常に価値のある、小さな革命だったのかもしれません。

小高い丘の上に、座高検査君の石碑を築いてあげても良いくらいです。

 

今日の教員を取り巻く環境は、やはり厳しいと言わざるを得ません。

正直なところ、時間は存分に使うほど私達には与えられていません。

 

教師の世界には、教育戦略が無数に存在しています。

しかしそれら全てに手を出してはいけません。選ぶなら一つです。
それが既に世の中に出回っているものであれ、自分で考えたものであれ、取ることのできる戦略は一つだけです。

教師というテーブルの上には、一つの教育戦略しか置けません。

もし、何か新しい新しい教育戦略をテーブルに乗せようとするなら、元あった教育戦略はゴミ箱へと捨てさらなければなりません。

トレードオフなき教育戦略は、破滅への道を確実に辿ります。

 

ランチェスター教師

ところで、ランチェスター戦略というものを、ご存知でしょうか?

 

ちなみに、私はランチェスター信者です。

 

何か一つ自分の強みを見つけて、ひたすら一点突破する戦略です。

 

 

ハーゲンダッツ社は高級アイス、H.I.Sは格安海外旅行に、天下一品はこってりラーメン、それぞれの強みに特化して市場における確固たる地位を築き上げました。

 

自然界も然りです。この世の全ての生き物は何かに特化して、ランチェスター戦略で生存競争を生き延びてきているのです。

 

力のライオン、スピードのチーター。

それぞれが、もし色気を出し始めたらどうなるでしょう?

 

スピードを中途半端に求めたライオンは獲物を倒す力を失います。

 

パワーを中途半端に求めたチーターは獲物に追いつくスピードを失います。

 

教師もそうだと思います。

 

私は生産性に特化した取り組みに全力を注いでいます。

 

もし、私が色気を出して

『そうだ!メチャメチャ面白い理科の実験をしよう』

『可愛いイラストの練習をしよう!』

『創意工夫を凝らした体育の授業の仕方を考えよう!』

とか言い出したら、間違いなくジリ貧真っしぐらです。

 

生産性に特化した実践をしている一方、たんたんとこなしている活動も山ほどあります。

 

図工の指導力の低さに関しては、日本で5本の指に入る自信が有ります。(おい✋)

 

その代わり、学びの生産性を上げる『読書指導』や『書く指導』に関してはそうそう負けない自信があります。

 

1勝9敗でいいんです。

 

その1勝に最大の付加価値をつけてあげることが出来れば。

 

けテぶれと言えば◯◯

ガッコーを面白くといえば◯◯

フラッペスノーランドといえば◯◯

 

それで名前がパッと出てくるようなら、ランチェスター教師である証拠です。

 

 

 

#38 エッセンシャル思考

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エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考

 

 「もし、何か一冊ビジネス書をすすめるなら?」と聞かれたら、私は迷うことなく、グレッグ・マキューン氏の「エッセンシャル思考」を選びます。(さっき読み終わったばかりですが…)

 

 

 一体なぜか。それは、今日の学校現場は、マキューン氏が言うところの「非エッセンシャル思考」の巣窟であり、それを解決へと導くものが「エッセンシャル思考」だからです。 

 

 では、非エッセンシャル思考を象徴する言葉を挙げていきます。「どれも大事だ」「全てやらなくては!」「はい、やります!」「何とか頑張ります!」「全部やろう!」・・・

 

 こういったことを繰り返していくうちに、本当に大切なものを見失って行きます。

 

 その結果「どれもが中途半端だなぁ」「何か振り回されているなぁ」「あぁ疲れた」と、頑張っている割に、成果が上がらず疲労感や焦燥感ばかりが募っていく。

 

 そういった状況に陥っているパターンは、とても多いのではないでしょうか。過去の自分もそうでした。

 

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これは、全てに手を出した結果全てが出来ていないという最悪の状態だといえます。非エッセンシャル思考で仕事を進めてしまった悲劇です。

 

非エッセンシャル教師がピッチャーの場合

 非エッセンシャルな教師を野球のピッチャーにたとえましょう。責任感とやる気に満ち溢れた非エッセンシャル教師がマウンドへと向かいます。さぁ、いよいよプレーボール!ハツラツとした表情で先頭打者に対して全力投球で挑みかかります。ストライク!ストライク!ストライク!見事なピッチングで三球三振です。続く2番打者にも・・・(中略) 

 

 

そして、無失点のまま迎えた3回表。下位打線からです。8番打者に対して自慢の剛速球に、キレのある変化球も交えて攻略して行きます。フルカウントからストライクゾーンギリギリに投げ込んだストレートは惜しくもボール。フォアボールで歩かせてしまいます。(中略)

 

 続いて5回表を迎えました。フォアボールから始まった3回の3失点が痛かったようです。初めの勢いはなく、疲れが表情にも表れてきています。迎えるは1番打者。球威は目に見えて落ちており、変化球のキレも無くなってきています。連打とファーボールでノーアウト満塁のピンチ。迎えるは相手チーム一番の打力を誇る4番打者です。自信なさげに投げたボールは失投となり、ど真ん中に。カキーーーン!打球は大きな放物線を描き(中略)

 

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 5回で10失点の大炎上で敗戦投手となった非エッセンシャル教師投手。そのコメントを見ると「いやぁ、一球一球全力投球で一生懸命頑張ったんですけね・・」 

 

 残念ながら、頑張ることは手段であって、目的ではありません。先発投手に課された仕事(目的)は勝利です。そのためにには、相手打者との駆け引きの中で、投球の組み立てを考えていく必要があります。クリンナップを張るような強打者に対しては、スピードのある直球や、キレのある変化球を駆使して打ち取る必要があります。しかし、下位打線の打者に対しては、少ない球数で打ち取ったり、球威を抑えたりするなどしてスタミナを温存することもまた、必要となってきます。これがエッセンシャルな投球術です。

 

 要するに、非エッセンシャル教師投手は、力量がまるで違う打者に対して、全ての同じ力加減で挑んでいった結果、ボロボロに炎上していまった訳です。

 

 

非エッセンシャル教師の1学期

 桜が舞い散る中、ヤル気に満ち溢れハツラツとした笑顔で子どもたちを迎えます。授業の準備も遅くまで頑張り、ノートにも一人一人ビッシリコメントを書き、充実感に溢れる毎日。「あぁ、やっぱり教師って最高だなぁ!」と毎日を楽しく過ごす非エッセンシャル教師。

 

 しかし、毎日遅くまで残業しているせいか疲労が溜まって行き、何だか仕事の効率も下がって来ているように感じます。分掌も多く抱えています。色んな仕事が中途半端になっていることも気がかりです。いわゆる自転車操業の状態になり、仕事に追われる毎日で、どんどん余裕がなくなって行きます。ミスも連発してしましまい、自信も無くしていきます。

 

 子ども達の前でも、初めの頃の笑顔は何処へやら。表情は暗くなり、何かと子どものダメなところを叱ってしまう日々。だんだん子ども達も反抗するようになり、どんどん関係は悪化して行きます。授業の準備もままならず、自信のないままイマイチな授業を毎日していくうちに、子ども達の気持ちも離れ始め、立ち歩く子どもがいたり、私語が絶えなかったり。

「いい加減にしろーー!」と大声で怒れば怒るほど、子ども達の荒れはエスカレートして行く。そして、夏休みを前に学級崩壊の烙印を押された非エッセンシャル教師は、遂に心身共に疲れ果て体調を崩して入院することに・・・

 

「あの先生、頑張ってたのにね…」こんな声も聞こえてきます。

 

エッセンシャル思考

「全部やろうはバカやろう」

これは、私が勝手に考えた座右の銘です。手前味噌では有りますが、エッセンシャル思考の本質を的確に言い表していると思っています。

 

非エッセンシャル教師は、良いと思ったこと全てに手を出し、また頼まれた仕事を全部引き受け、いずれもに全力投球をした結果、全てが上手くいかなくなってしまいました。

 

 これは必然です。時間は有限な希少資源であり、できる仕事量は限られています。また、人間は長い時間働くと、疲れて生産性が下がります。だからこそ、本当にやる価値のある仕事にだけ、力を注がなければならないのです。

 

『エッセンシャル思考』で言うところの、「選ぶことを選ぶ」ということです。力を注ぐべき仕事を選ばず、無差別に全力に取り掛かっていては、早晩、力尽きます。

 

本当に重要なことだけをやると決めてから、仕事の質は目に見えて改善された。あらゆる方向に1mmずつ進むのをやめて、これと決めた方向に全力疾走できるようになったからだ。   

 

 引用:『エッセンシャル思考』 グレッグマキューン

 

 どの仕事が本当に重要なのかを見定める方法は、以前の記事で書いていますので、良かったら参考にして下さい。

 

春から教員になる方も多いと思います。

しかし、心に留めて欲しいことは、ガムシャラに頑張ることは目的ではないということ。エッセンシャル思考を持って、仕事に取り組むことが、結局子どもへと還っていきます。

 

この本は、本当にオススメです。

ぜひ読んでみて下さい。

 

3月27日のWATCHA!セミナーでも、エッセンシャル思考をマインドセットの核として、お話します。

その内容を少しだけ動画にまとめました。

 

 

 

#34 テスト最強メソッド Ver 1.2

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教員の再魅力化。

watcha東京へ向けて発信を強化中です。

その柱となるのが、労働環境の改善です。

そのためのアプローチが生産性向上。

 

効果的なメソッドが、コレです。

 

 

テスト→採点→返却→直しの高速化

 45分でコレをやり切ります。

 

1.テスト

机をテスト隊形にし、準備が整ったらテストスタート。

この際、教師がやっておくべきことは、教卓のテスト受け入れ態勢を完璧に整えることです。

A3サイズの市販テストは面積が大きいので、戦略的に机の上のレイアウトをシステム化しておかないと、直接的な価値を生まない付随作業が発生し、効率低下を招きます。

テストの答え、採点中のテスト、採点済みのテスト、未採点のテスト、得点記録用のファイルを置くと、一般的なデスクのサイズではキャパオーバーになります。

そのため、自分なりのルールを作って、毎回それ通りに作業をすることを心がけることが大切になってきます。

作業はルーティン化することで高質化・高速化されます。

 

テストが出来て見直しをした子から持ってこさせます。

 ちなみに、見直しをしたというサインに、問題番号に鉛筆で丸をつけさせることをしています。

 これが意外と効果大。

もし、極端なイージーミスや問題のやり忘れが有った際には、個別で注意をすることができます。別に厳しく叱る必要はありません。

「これ見直しマーク入っているけど、本当に見直ししたの?」って聞くだけで大丈夫です。

これによって形だけの見直しサインはダメだという認識がクラスへと広がって行きます。    

得点率を上げることは、子どもの自己肯定感向上、業務効率化へと直結します。

 

2.採点〜丸付け界王拳

 一人目の子が提出したら、採点スタート!

丸は基本的にはつけません。

この方法を併用することで火力がアップします。

 

早く終わった子は、どんどん読書をしてもらいます。早く終わって満点取るような子にとっては、むしろこの時間の方が学びの質は高いはずです。

 

 

3.点数記録〜点数速記法〜

 

採点したらすぐに点数を記録します。

その際、満点の子は表にピッと『ー』を記します。

(※Twitterでお世話になっているT先生からアドバイスを頂き、マイナーチェンジしました。)

『50』を書く時間も積もり積もればバカになりません。

また、

45点→45

40点→4

 

といった具合に、0を省力します。

万が一、一桁の点数だった場合には⑤と、丸で囲むことで見分けるようにします。 

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4.返却

最後の1人の採点が終わったら返却に移ります。

ただし、どうしても解説がいる問題があれば、少しだけします。記憶が新しいので、解説のアウトプットも非常に高くなります。

 

5.直し move your bus 作戦 

 

なかなか自力で全て直すことが出来ない子も、やっぱりいますよね。

満点で直しがない子(ランナー)には、そういった子(ウォーカー)のフォローに回ってもらいます。

算数の場合、「答えをそのまま教えるのはやめてね」というルールをはじめに作っておくのが大切です。

 

教え手に回ってくれた子どもには最大限の感謝を伝えます!

「本当にありがとう!助かりました!」

まとめ

 テストをして、すぐに直すことで学びのアウトプットは最大化されます。

 

また、その場で全て終わらせることにより、教師の時間的余裕も生まれます。

 

まさしくwin-win

 

子どものいる時間に全てを終わらせると、成績処理の時間を放課後にとれます。

 

すると、成績処理のシーズンでも定時退勤が可能に。

 

いや、もっともっと生産性を上げれば…

 

 

#33 紙々との戦い

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全米興行収入歴代98096位!

2018年夏、日本上陸!

 

誰がこんな映画観んねん…

 

最近、インバスケットや仕事の本質に関する記事が続いたので、今回はお手軽なハウツーに関することを書きます。

 

学校現場は、言わば『紙との戦い』と言っても過言ではありせん。

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怒涛のように押し寄せる紙、紙、紙。

コイツらを手懐けられるようになると、生産性が上がってきます。

 

トヨタのルールにこんなものがあります。

「書類は10秒以内に出せるようにしておけ!」

 

結論から先に言うと、

『紙の流れを決めること』

これに尽きます。

 

1.職員室のデスク

授業が終わって、職員室に帰ってくると大体机の上には何枚か紙が乗ってますよね。

まずはコイツらを処理。

足元の古紙用のB4のカゴにダイレクトシュート。

経験上9割はゴミです。

 

そして残しておく必要のある紙は、メインのクリアブックへ。

これ大切なことですが、100均の安モンはダメです。質が悪いのですぐにクリアファイル部分がフッニャフニャのヘッニャヘニャになります。

60ページで500円位のモノがオススメです。

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 そして必ずインデックスを付ける。

その際、オススメなのが

『アクティブ』という欄を複数ページ分設けること。

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これは、3日以内とかで直ぐに提出しないといけないけれど、瞬間的にできないものを入れておくページです。

何かの整理術の本で読んで以来、取り入れています。

 

また、重たい校務分掌用の資料はサブのクリアブックを用意します。

私は体育主任のため、体育部用のものを作っています。これもインデックスを貼って行事順に体力テスト→プール→運動会…と入れています。

 

あとは成績用の無印のダブルリングのファイル。

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スッキリ。

 

大切だけど、あまり気づかれていないこと。

それは

紙と紙を重ねないこと。

重ねてしまうと、ペラペラめくって探す手間が起こるし、誤って捨ててしまったり、他のものと混じってしまうリスクがあります。

 

2.教室

 教室においても紙々との戦いは絶えません。

まずは大量の教材プリントのストック。

この中身をもう少し詳しく。

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ジャンルごとにクラフトシールを貼ってエリア分けします。

 

理科の実験用のワークシート等はB5サイズなので、別のカゴを用意して収納しています。

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また、音読カードやらなんやらをストックするための、A4のファイルボックスも置いてます。

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同じく、インデックスを貼るのですが、ここでもアクティブの引き出しを作っておきます。

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ここに、期間限定系の紙類を入れてます。これがあることで住所不定の紙を落ち着かせることができます。期間が過ぎたらポイーッでオッケー。

 

また、配って余った紙類は給食台の中の段ボール箱にこれまたダイレクトシュート。配り係さんがオートで入れてくれます。

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3.まとめ

何度か呟いていますが、モノを探す時間は何も生みません。

 

整理整頓をすればするほど、生産性は上がります。

 

「そんなのウソだ!」と思う方…

 

ぜひ。トヨタの本を読んで見て下さい。

目から鱗ですよ♩

 

#31 曇りなき眼で見定める

業務のカイゼン

 

これは常日頃から考えるべきA領域の仕事です。

 

業務の効率化を進めて、時間を生み、そしてそれを子ども達へと還元する。

 

限られた時間と労力を投下するポイントを絞って、アウトプットを最大化する。

 

我々は作業の奴隷ではなく、授業という知的生産を担うクリエイターであるべき。

 

それには時間的、心的な余裕が必要ですし、カラダが疲れていては良質なアウトプットはなかなか出せません。

 

しかし、なかなか無駄な業務が効率化されないのも事実。

 

やはり「タイヘンだから」という漠然とした感情論で議論してもなかなかカイゼンはされない。

 

では、「何がタイヘンなのか?」を細かく砕いて、大変さの本質を見抜けば、カイゼンへの具体的なアプローチが見えてくることがあります。

 

曇りなき眼で見定め カイゼンしていきましょう。

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 私は体育主任をしています。

どういった視点で仕事にアプローチして、業務をカイゼンしていったかを、マラソン大会を例に、具体的に書いていきたいと思います。 

1.仕事の価値付け

 

まず、前回のブログの通り、仕事の価値付けをします。マトリクス上の座標のどこにあるのかを考える。

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主に今回ターゲットとされる仕事はB領域。

すなわち、「やらなければならないし、重要度も高いが、子どもたちへのアウトプットは少ない仕事」

 

マトリクス上の位置を確認したら、その仕事をいかに効率化することが出来るかに焦点を当てていく。

 

 2.カイゼンロジックツリーを組む

ここでイシュー『マラソン大会の業務改善』から階層を経ながら、最終的に『何がタイヘン』なのかを掘り下げて可視化します。

 

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そして、ムダな仕事にメスを入れていく。

 

メスというよりかは、むしろ斧を。

 

細かい枝葉よりも、出来るだけ幹に近いところを斧で切り倒す。ヘイヘイホー。

 

 

結論

①次年度から試走を廃止

理由は、投下する労力の割に成果が小さかったから。また、Googleマップを活用(スクリーンショットPowerPointに貼り付ける)すれば『コースを知る』という試走の目的は達成出来るという理由も大きかったです。

 

②手書き記録証から印刷へ

昨年度まではスーパーストップウオッチから印刷される記録紙に印字されたタイムを、手書きで写し変え、それをさらに手書きで記録証に名前とタイムを書き込むというアナログ方式でした。

 

ちなみにスーパーストップウオッチとは、昭和臭が漂う、こういうモノ。

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上からレシートみたいなのが出てきます。

 

「ん〜〜〜…」

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手書きはイヤだ…

 

全てExcelに打ち込んで、それを一気に印刷出来れば早い!

けれど全校児童分の名前とタイムが記入されたものを印刷するのって、結構大変。

そこで頑張って勉強しました。

Excelのマクロ。

簡単に言うと、指定した作業を自動的にやってくれるシステムです。

勉強にかなり時間を投下しましたが、結果的にチームとしての生産性は飛躍的に高まりました。今まで各担任がやっていた手書きの仕事が全てゼロになったわけですから。

 

また、ここで自分が得たスキルは様々なことに転用でき、圧倒的に横展開させていくことが出来ます。今後、勤務市町村における駅伝大会や陸上交歓記録会においても同じ方法を使い、効率化を図っていきます。

 

③秘密兵器の投入

これはつい最近知って、ツイートしたら大反響。

 

ストップウォッチ→iPhone→PCへとExcel出力かダイレクトに出来るというスグレモノ。

入力の手間すらなくなります。

一台8000円とソコソコしますが、それによる教員の労力軽減を考えると、一瞬でペイできるものです。

 

来年度からはコイツが火力を発揮してくれることでしょう。

 

まとめ

「タイヘンだから」ではなかなか変わらない。

「なぜ?これをなくすべきなのか」をロジカルに突き詰めていけば、周りを納得させることが出来ます。

 

▶︎タイヘンを可視化しカイゼン

▶︎テクノロジーに頼れ

▶︎ロジックツリーの根元近くをぶった斬れ

 

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